『北方人』第43号は発行しました。

――目次――

時評/宇佐山の不思議な歴史―――――――――――――――― 大木 文雄(2)

創作/戦争は生きている(二)――――――――――――――――― 通 雅彦(7)

創作/ツルハシ―――――――――――――――――――――― 荒川 佳洋(11)

評伝/夭折の作家・野中賢三(3)――――――――――――――― 盛 厚三(19)

評論/木本正次と木本正二の間。―――――――――――――― 川口 則弘(34)

評論/三上於菟吉原作、映画「見果てぬ夢」はどこに行く。―― 湯浅 篤志(41)

随想/資本主義は終焉するのだろうか(4)――――――――-―― 山崎 孝博(46)

随想/「生涯青春」――師・小宮山量平からの百通の手紙(6)―― 盛 厚三(53)

書誌/装丁挿話(18)―――――――――――――-― かわじ もとたか(Ⅰ~Ⅳ)

編集後記――――― [K](60)/表紙画・カット――― フランスの古雑誌より

『北方人』第42号を発行しました

『北方人』第42号を発行しました。

――目次――

時評/ヨーロッパ連合映画祭―文化庁移転先の京都でも――――― 大木 文雄(2)

創作/戦争は生きている(一)――――――――――――――――― 通 雅彦(8)

創作/運河町(うんがまち)――――――――――――――――― 荒川 佳洋(11)

復刻小品/朝――――――――――――――――――――――― 野中 賢三(18)

評伝/夭折の作家・野中賢三(2)―――――――――――――――― 盛 厚三(24)

評論/ライター沼田陽一をめぐるいくばくかの人脈。――――― 川口 則弘(34)

評論/三上於菟吉原作、日活映画「日輪」はなぜヒットしたのか。—湯浅 篤志(40)

随想/資本主義は終焉するのだろうか(3)――――――――-―― 山崎 孝博(44)

随想/「生涯青春」――師・小宮山量平からの百通の手紙(5)― 盛 厚三(52)

書誌/装丁挿話(17)―――――――――――――-― かわじ もとたか(Ⅰ~Ⅶ)

編集後記――――― [K](64)/表紙画・カット――― フランスの古雑誌より

6月17日は釧路で初めての一箱古本市。6月18日は釧路文学館で南陀楼綾繁氏とトークショー

6月17日(土)は釧路で初めての一箱古本市。「一箱古本市」の生みの親、南陀楼綾繁氏がやってきます。場所は、古書かわしまの2階の「くしろ港町ギャリー」、時間は11:00~17:00。個性豊かなお店11店舗が集まります。わが「北方人」も参加します。

6月18日(日)は、現在釧路文学館で開催されている「釧路文学館開館5周年記念展」の関連イベントとして、南陀楼綾繁氏×盛厚三トークショー「文学の街・釧路」が開催されます。時間は13:00~14:30、定員100名、入場無料。申し込みは釧路文学館へ。

 

『北方人』第41号を刊行しました

『北方人』第41号を刊行しました。

――目次――

時評/ローマ教皇ベネディクト十六世―――――――――――― 大木 文雄(2)

掌編小説集/みのむし 他九篇――――――――――――――― 荒川 佳洋(9)

復刻小品/野火―――――――――――――――――――――― 野中 賢三(17)

評伝/夭折の作家・野中賢三(1)―――――――――――――― 盛 厚三(21)

評論/胸を張っていこうぜ栗山良八郎。―-―――――――――― 川口 則弘(34)

随想/資本主義は終焉するのだろうか(2)――――――――-―― 山崎 孝博(41)

随想/「生涯青春」―師・小宮山量平からの百通の手紙(4)―- 盛厚三・編(49)

書誌/装丁挿話(16)―――――――――――――-― かわじ もとたか(Ⅰ~Ⅶ)

編集後記――――― [K](60)/表紙画・カット――― フランスの古雑誌より

 

『北方人』第40号を発行しました

『北方人』第40号を発行しました。

平成15年に創刊の『北方人』は、19年後にようやく記念すべき第40号を迎えました。その間、多くの寄稿者、そして購読者に感謝申し上げます。これからも、なんとか続けていきたい。

――目次――

時評/国外逃亡者は裏切り者か?―――――――――――――― 大木 文雄(2)

創作/昭和十年生れは損をする(10)――――――――――――― 通 雅彦(9)

評論/集団就職文学論ノート(7)―――――――――――――― 荒川 佳洋(20)

評論/三好文夫を『直木賞版 釧路湿原文学史』に加えたい。― 川口 則弘(24)

随想/橘田茂樹さんのこと――――――――――――――――― 池内 規行(28)

随想/―資本主義は終焉するのだろうか (1)――――――――- 山崎 孝博(44)

随想/「生涯青春」―師・小宮山量平からの百通の手紙(3)―- 盛厚三・編(52)

書誌/装丁挿話(15)―――――――――――――-― かわじ もとたか(Ⅰ~Ⅶ)

編集後記―― [K](64)/表紙画・フランスの古雑誌より/カット―川地 ポン

 

小松伸六ノート㉛ 『文芸評論家・小松伸六の仕事』 補遺その2

現在釧路文学館で「鳥居省三と北海文学」展が開催されているが、帰釧して釧路出身の文芸評論家小松伸六の一文が、『北海文学』42号(昭和40[1965]年9月号)の「鳥居省三・特集号」に載っていたことをはじめて知った。『文芸評論家・小松伸六の仕事』(北方文学研究会・編)の年譜から完全に洩れている。

鳥居省三が『釧路文学運動史(明治大正篇)』(釧路叢書)を刊行したのは、昭和39年6月であるが、その著に対する書評の特集である。寄稿者は、小松の他に瀬沼茂樹、北海道の和田謹吾、佐藤喜一、武井静夫など当時の文学研究者が名を連ねている。

小松の一文は、『朝日新聞』昭和39年8月24日の「えつらん室」からの転載である。ご遺族から、大量の新聞の切り抜きを預かっていたが、その中にはなく、「えつらん室」といコラムに書いていたとは知らなかった。

小松は、「郷土史の本ならば、全国各地に出ているが、ある地域に限定した地方文学史の著書は、皆無でといっていいからである」といい、「大変な労作である」と評している。そして最後に「「昭和篇」も期待したい」と書いているが、その「昭和篇」が出たのは5年後の昭和44年1月のことであった。

講演「『釧路文学運動史』から『釧路湿原の文学史へ』」無事終了

9月27日の釧路文学館での講演「『釧路文学運動史』から『釧路湿原文学史へ』」無事終了しました。ご来場下さった皆様に感謝申し上げます。なお企画展『鳥居省三と北海文学』は、11月20日まで開催されています。

『北海文学』同人のコーナーに、私の原稿「中戸川吉二ノート・自意識過剰の文学」の原稿(こんなものが文学館に残されているとは知らなかった)と掲載誌、『中戸川吉二ノート』(小谷デザインプランニング)、『「挽歌」物語・作家原田康子とその時代』(釧路新書)があった。かつて同人であった原田康子、藤田民子、桜木紫乃らと並んでおり、なにか申し訳ない気持ちになってしまった。