2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

エミール・オルリク「肖像スケッチ集」が届く

この2日間、仕事の合い間に「古通」の原稿を書く。伊上凡骨資料は、ひとまとめにしてダンボールに入っており思い出すのに時間がかかる。なんとか大筋がまとまり、あとは推敲して8枚にまとめる予定。 昨日、ドイツからエミール・オルリクの肖像スケッチ集が届…

「伊上凡骨」の原稿書き

昨日は、北海道立文学館の展示のために送る書籍のリストを作り箱に入れる。送るのは正式な決定があってから。夜、リストをメールで送る。 『サンパン』の校正が届いているのだが後に廻し、今日は『古通』のための「伊上凡骨」の原稿書き。8枚がなかなかまと…

中戸川富枝の遺稿句集『春日』のことを書く。

朝から新聞コラムを書く。今回は中戸川吉二の妻富枝の遺稿句集『春日』(砂子屋書房)のこと。 生誕百年を記念し、市立釧路図書館で「幻の作家・中戸川吉二展」が開催された10年前、その句集や写真を所持していた人から借りて展示した。いまその句集や写真を…

チョッと落ちつかず

いつも、木曜日に書く新聞コラムの準備をしていたら、栃木の義母の体調が悪いと電話が入る。急遽栃木の病院に直行、大事にいたらずにすみ、夜十時すぎ帰宅。徹夜でコラムを書こうとおもったが、明日の朝にする。 メールの返事もしなければいけないが、すべて…

『路上派遊書日記』を読む

「秋も一箱古本市」の余韻さめやらず!この2日間雨だから余計に感じる。本当に晴れてよかった。当日の感想をブログに書いたが、あまりにもたくさんの人と会い、頭が混乱。退屈男さんに指摘され色々直す。晩鮭亭さん、すみませんでした。 そんなわけで、昨日…

「秋も一箱古本市」

朝8時過ぎ、いざ「秋も一箱古本市」へ出陣!天気も良く安心。カートに積んだダンボール1箱、リック1つを持って、妻に車で近くの駅まで送ってもらう。9時半、地下鉄千代田線千駄木駅到着。三崎坂を登って5分のライオンズガーデンへ。古い寺町といった感じ…

明日はいよいよ「秋も一箱古本市」、

10時、北海道立文学館のK女史が北海道から来宅。中戸川吉二関連の資料の打ち合わせ。2日前に上京されて、鎌倉の里見トンのご遺族とお会いになり、明治大学図書館で、中戸川が『国民新聞』に連載した「北村十吉」を見つけたとのこと。これは国会図書館などで…

『高田博厚著作集Ⅳ』に出会う

夜、仕事のあと久しぶりに近くの「ブ」へ行く。『高田博厚著作集Ⅳー人間の風景』(朝日新聞社)を見つける。この全4冊である著作集の1冊は持っているが未入手のもの。神田ならわかるが、こんな本が「ブ」にあること自体が不思議だ。いったい誰が持っていた…

画家増田誠のこと

朝、新聞コラム「故郷逍遥」36を書く。今回は、故郷の新聞社に寄ったとき階段で見た油絵、それを描いた画家増田誠のこと。30年前、フランス・パリのグランド・パレで開催されていた「ル・サロン」展で彼の作品とその人物に出会っている。当時の日記を探し…

『日本古書通信』10月号を読む

『日本古書通信』10月号を読む。まずは松本八郎さんの「書籍のたたずまい」(10)、モリス、エリック・ギルが出てくる。早く続きを読みたいが、あと2回で終るのが残念。弦屋光渓氏の「中澤弘光ブックデザイン展によせて」に伊上凡骨が出てくる。彼は中澤の…

旅疲れ?

15日、3年前に亡くなった兄の三回忌のため、釧路と阿寒湖畔の中間にある阿寒町へ。昨年合併になって釧路市となった。かつて詩人猪狩満直が住んでいたところで、詩碑もある。法事のあと詩碑の近くの「赤いベレー」というところへ温泉に入りに行く。ここ数日の…

故郷釧路3日目

今日は故郷の本屋めぐり。 昼前、古書の豊文堂書店へ行く。故郷本、ダンボール2箱送ってあったからだ。いつも帰郷するたびに不要になった本を送って感謝されている。お茶をご馳走になりながら、四方山話、札幌の古書須雅屋さんの話、「北海文学」同人のSさん…

故郷釧路2日目

今日の昼、釧路図書館で「北海文学」の永田先生、図書館郷土資料室の担当者と3人で、「中戸川吉二」資料の打ち合わせ。 10年前、釧路で開催した中戸川吉二生誕百年展の当時の資料はなにも残っていなかった。担当者が次々と変わり、それらの写真などの資料は…

故郷釧路第1日

北海道釧路に来ている。午後2時過ぎ飛行機で到着。東京より10度以下、すっかり秋の気配。 ブログを書けないと思ったら、泊めてもらった妹の家の部屋にパソコンがあって、自由に使ってよいという。というわけで、旅行中も続けることができた。 夜、食事の後、…

原稿三昧の一日

明日から、北海道釧路に法事で行く。遅れていた『サンパン』の原稿、「フリッツ・ルンプ物語」(5)を、昼すぎ、メールに添えて送る。夜、新聞コラム「故郷逍遥」を1日早く書き終えてメールで送る。今回は、札幌の北海道立文学館で14日から行われる「池澤夏…

「古本屋になるための1日講座」

今日は朝早く起きて、「サンパン」のための原稿をチェック、もう少し。 昼前、東京古書会館で行われる「古本屋になるための1日講座」に出かける。うさぎ書林の芳賀さん、オヨヨ書林の山崎さん、南陀楼綾繁さん、「古通」の樽見博さんの話を聞きたかったから…

15日は、故郷釧路へ

急遽、故郷の釧路に行くことになった。15日、法事がある。 一日、切符の手配などその準備。『北海文学』の原稿はそのとき持って行くつもり。来春、札幌の北海道立文学館での「中戸川吉二」関連展の、釧路にある資料などを図書館などでの確認方法をどうするか…

嵐の雨の後は晴れ

昨日は強い風と雨、チョッと仕事で出かけたら横風の雨でズブ濡れ、嵐の一日。夕方娘が、カサの骨がこわれたとやはりズブ濡れで帰ってくる。夜、原稿をチェックして過す。 撮影:娘 今日は、うってかわって晴天、娘が空がきれいだと写真を撮っている。ただ風…

小さな湖、「春採湖」のことを書く

朝、新聞コラムを書く。今回は何にするか大いに悩んでいた。夜中に起きて、徳富蘇峰『烟霞勝遊記』、林芙美子『心境と風格』、武田泰淳『森と湖のまつり』などを、本棚をゴソゴソ探して揃えていた。これらの作品には、釧路郊外にある小さな湖、「春採湖」(…

平野謙『芸術と実生活』(岩波現代文庫)を見つける

昼過ぎ、次男に車で送ってもらい隣町に仕事で出かける。 終ってから16号沿いの岩槻「ブ」へ寄る。小さくて、いつも読みたい本にめぐり合えない店だが、平野謙『芸術と実生活』(岩波現代文庫)を見つけて買う。新潮文庫のは持っているのだが、薄い本の気がす…

秋の一箱古本市

第2回「一箱古本市」に続いて「秋の一箱古本市」にも参加します。50の店主が発表された。http://d.hatena.ne.jp/seishubu/久しぶりに会える人もたくさんいる。出品の案内を見ると、自分の本を売るよりも、ほかの本箱が気になってしょうがない。持っていった…

吉報!

今日から10月、今年もあと3ヶ月。アッというまに残り少なくなった。 昼頃、ふらっと「ブ」へ行く。石井恭二編『武田泰淳エッセンス』(河出書房新社)を見つけて買う。気になる『森と湖のまつり』や『ひかりごけ』のことが出てくるのだろうか?他に中野好…