2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

写真家を生む不思議な街

夕方から、新聞のコラムを書き始める。今回は故郷にゆかりのある写真家のこと。故三輪晃久さんは釧路生まれではないがこの街が写真家としての出発点、ほかに、動物写真家の岩合徳光、報道写真家の長倉洋海などはこの街の生まれ。さまざまな写真家を生む不思…

チョッとドキドキの一日

昼、仕事で大宮に行く予定だったが、仕事が休みの次男が自分の車で送ってくれるという。これ幸いと、大宮中川にある「ブ」へ初めて寄ろうと思い出かける。途中道路を間違えて、農道に入り込み脱輪、大事にいたらなかったが、息子の運転にドキドキもので、無…

写真家三輪晃久『われら地球人ー旅の王』に出会う

この2日間読んだもの。北尾トロ『変な本あります』(風塵社)は、本職以外にネットで古本屋をやっている御仁だが、その苦労話?。昨年末、銀座松坂屋の古本市で、北尾トロさんのワゴンから一冊拾ったが、なかなかシブイ本だった。目の付け所が違うのかも知れ…

中戸川の文学世界へのお誘い

この2日間の多忙だった仕事が一段落して、『北方人』次号の準備。寄稿者のワープロ打ちを始める。通氏の「演技」はなかなかの作品、これは出てからの楽しみ。あと中戸川吉二の「牧場行き」の復刻も考えている。8月には出したい。 ところで、ネット探索をして…

なんとなく多忙な一日

朝6時に起きて、新聞コラムを書く。今回は、作家中戸川吉二の最後の作品になる「濱茄子」(『三田文学』昭和13年8月)のことが中心。「濱茄子」とは、植物の「ハマナス」のことで、少年時代に北海道の海岸線を馬で走り、その植物の実を食べたことが描かれて…

「参土会」第78回例会の案内状

作家山下武氏主宰の「参土会」第78回例会の案内状か来る。 日時:平成18年6月18日(日)PM2時ー5時 場所:喫茶ルノアール新宿区役所横店・マイスペース4号室 会費:飲みものを含めて一律1000円 報告者: 大宮信光氏 政治の庭ー夢窓国師の場合…

『キューポラのある街ー評伝早船ちよ』を読む

気分転換に、画面を変えてみる。挿入画像がきれいに見えるかも。ちなみにこの写真は、一昨日の雨上がりに娘が撮ったもの。 今日の昼休み、久々に図書館に行く。関口安義先生の『キューポラのある街ー評伝早船ちよ』(新日本出版社)を見つけて借り出す。関口…

偶然私のコラムを見た友がいる

夜、いま釧路に出張に行っているという友人Sから電話。彼は東京に住んでいるのだが、出張先の釧路のレストランで、偶然私の書いた『釧路新聞』のコラムを見たいう。その新聞をレストランから貰ってきたと、わざわざホテルに帰ってから電話をくれたのだ。正…

装丁が斬新な図録

昨日、釧路新聞からコラムの掲載紙2回分が届く。夕方、その新聞社の編集者から電話。今回書いたものに、『北海文学』主宰の鳥居省三先生の追悼文があるのだが、釧路在住の同人のNさんから、追悼文の切抜きが先生の遺影の前に置いてあったと、編集者に連絡が…

久々の東京の夜

朝、仕事を少しすませて、午後から東京に出かける。長い間デザイナー仲間であったYさんが会社をやめ、その慰労会。夕方からだったので、坪内祐三『新書百冊』を電車の中で読みながら、そのコピーを持って「ブ」2−3店をまわり、本を探そうという魂胆。北千…

E,H,ノーマンの『忘れられた思想家』も

朝早く起き、新聞のコラムを書く。今回は北原白秋が作詞し山田耕作が作曲した校歌をもつ、母校の小学校が廃校になる話。山田耕作の『自伝・若き日の狂詩曲』(中公文庫)を読みながら書き上げる。年譜に、大正11年北原白秋と日本語による日本の歌を生み出そ…

坪内祐三『新書百冊』を入手

昼、仕事で隣町越谷に出かける、夕方解放されて久しぶりに「ブッツマーケット」に行く。坪内祐三『新書百冊』(新潮新書)を210円で入手、ほか1冊。前から読みたかった本だが、なかなか入手できなかったもの。 新書百冊 (新潮新書)作者: 坪内祐三出版社/メー…

色々考えること多し!

仕事で出かけたついでに、隣町の岩槻に住む明大の吉田正彦先生の家に、『サンパン』を届けに行く。運良くご在宅。最近眼を悪くされ、本を読むのも容易ではないという。明治大学図書館紀要に書かれた「聖書を読まなかった修道僧ルターー中世末期および近世初…

北原白秋作詞、山田耕作作曲の校歌

仕事が終ってから、大量のコピー。詳しくは言えないが、フリッツ・ルンプ関係の資料。すべてべてドイツ語だが、なんとか講談社学術文庫あたりで、翻訳されて出ないかと、翻訳者に送るもの。これが出たなら、日本の近代史が見直されるかも知れない、と思って…

パソコンが不調

この2日間、パソコンが不調でまいってしまう。昨日は一日悪戦苦闘。原因は大量の画像とデータが多いためメモリーオーバーと解かる。仕事でも使っているからたくさん貯まってしまったのだ。今日CDロムを買い、写真、原稿などを写して、ようやく治る。パソコ…

見知らぬ人からの手紙

ふるさとの、見知らぬ人からの手紙が舞い込む。ささやかな冊子『北方人』を定期購読したいという。ありがたい。 かなり以前から、私の書いているものを見ているらしく、いま『釧路新聞』に連載している「故郷逍遥」も熱心に読んでいるらしい。「はっきり言っ…

鳥居先生の思い出

朝4時に起き、新聞コラムを書く。今回は『北海文学』主宰の鳥居省三先生への追悼文。静かな朝、色々思い出しながら書く。印象深いのは、高校時代にはじめて見た先生の風貌、大正時代に建てた古い建物だった図書館の分室、天井が高くスライド式の窓、木で出来…

娘が、写真集に感嘆

休み明け、初めて東京竹の塚に仕事で出かける。夕方解放されて、久しぶりに草加新田の「ブ」へ行く。ときどき興味深いものに出会う店だが、かなり前に見ていた欲しい故郷本が安くなっていた。 水越武『カムイの森』、藤泰人『摩周・屈斜路』、更科源蔵らの一…

大正期の雑誌装丁話(3)

今日も、ひたすら仕事。 さて、大正期の装丁話も3回め。今回は、味も素っ気もない『文芸春秋』。左は大正12年1月の創刊号だが、白っぽいのは復刻版だからだ。中は随筆だけの28ページ。今も続く、4段の巻頭随筆そのものである。表紙は、装丁というには文字…

大正期の雑誌装丁話(2)

長い休み明け、ひたすら仕事。夜になって少し落ちつく。 さて、昨日の続き。大正期、新潮社は『新潮』のほかに『文章倶楽部』を出している。文学を目差すと投稿雑誌のような感じ。こんな美しい表紙もある。 『文章倶楽部』大正10年2月号と大正9年6月号 大正1…

大正期の雑誌装丁話(1)

ゴールデンウイーク最後の日曜日、埼玉は雨、今日も一日本棚の整理をする。 中戸川吉二の作品が載った雑誌を久々に見ていたら、当時の装丁が気になりだした。そんな話を書こうと思う。 大正期の『新潮』の表紙を見ると、岸田劉生やその弟子であった河野道勢…

本の整理の2日間

昨日はこどもの日、妻の実家の栃木に1泊の予定で出かけるつもりだったが、鳥居先生がなくなったこともあり、落ち着かないので,一人静かに家に居ることにする。 この日は、先生の通夜。そのことで、電話などをかけメールを出し、弔電を打つ。 午後から、中戸…

追悼、鳥居省三先生

朝、北海道釧路の『北海文学』主宰であった鳥居省三先生が亡くなったと、訃報がはいった。 昨年秋に帰郷したときご自宅を訪ねたが、いたってお元気で、近況を話してくれた。お元気になられて、また活躍していただけたならと思っていた。 先生のお姿を初めて…

あせらず、ゴールデンウイークをすごそう!

ようやく体調が、日常にもどる。 昨日は仕事で大宮へ行き、夕方解放されて、久しぶりに「ブ」に寄る。読みたい本が見当たらない。絵本のコーナーで薄い『月刊たくさんのふしぎ』(福音館)という萱野茂さんが書いた「アイヌネノアンアイヌ」というものを見つ…

コールデンウイーク、ならぬシルバーウイーク?

一昨日の一箱古本市で、撤収の途中で重い本を抱えたためか、昨日に引き続き体が筋肉痛。すっかり歳をとってしまったのか、疲れがとれない。ゴールデンウイーク、ならぬシルバーウイークになりそう?そういえば、「退屈男と本と街」さんが「一箱古本市」リン…