2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

肉屋のハナスキーとは

ベルリンのK女史から、追っての手紙が来る。先日いただいたメールのなかで触れていた「坂東俘虜収容所でのグーベン出身者:肉屋のハナスキー」に関するコピーを送ってくれたのだ。フリッツ・ルンプは、同じ頃千葉の習志野俘虜収容所にいた。 仕事が終ってか…

「名取洋之助と日本工房」展の図録

今日、福島県立美術館から、2月11日から3月26日まで福島県立美術館で開催されている「名取洋之助と日本工房」展の図録が届く。写真家名取洋之助がドイツ・ベルリンで刊行し、フリッツ・ルンプが序文を書いた『GROSSES JAPAN』(1937年…

深見千三郎の生涯に興味

せっかくの休日も埼玉は雨。これは原稿を書くのに最高と思ったのが大間違い。テレビでラグビー日本選手権の決勝を見ていたら、最後まではらはらして(結果は引き分け両者優勝)、連載の原稿が全然進まない。妙に興奮して、なにも手付かずに終る。 夕方、気晴…

お元気な小宮山量平先生

日中、フリッツ・ルンプやクルト・グラーザーなどの資料をそろえ、ドイツの2箇所に送る準備をする。久しぶりに見る古いものもあり、つい取り出しては読みふけってしまう。夕方、なんとか揃えて、手紙を書く。 一息ついて、配達された『朝日新聞』の夕刊を見…

向井君にも金メダルを!

朝早く起き、トリノ冬季オリンピックの女子フィギュアスケートを見る。ようやくメダル、それも金メダル、思わず拍手!その話題で一日が過ぎようとしている。まあ、北国の生まれの私としては、ウインタースポーツのメダルはちょっとうれしいのが本音! 今日、…

『早稲田古本屋日録』が届く

朝早く起き、仕事の準備をして出かける。10時から、板橋の大山で打ち合わせ。その後笹塚に行き、3時すぎ解放される。 帰り道、ひさびさに幡ヶ谷、目白の「ブ」など本屋めぐり。なぎら健壱『酒場漂流記』(ちくま文庫)、荒俣宏『図像探偵』(光文社文庫)…

『「花・ベルツ」への旅』を読む

朝、仕事前にミュンヘンに在住する作家シュミット村木真寿美さんにメールを送る。 夕方、仕事が終って村木さんの著書『「花・ベルツ」への旅』(講談社)の続きを読みはじめる。フリッツ・ルンプが日本に滞在していたとき、お雇い外国人の医師エルヴィン・ベ…

ルンプがらみの一日

朝から仕事で近くに出かけるが、昼には一度解放されて、春日部図書館へ。 実は、ルンプのことでドイツからメールがあったのは、ミュンヘンに在住する作家シュミット村木真寿美さんとのことと連絡が入った。著書を読んでいなかったので、お雇い外国人の医師エ…

結婚記念日よりも、本が大事?

今日は、?回目の結婚記念日。妻がいうには、結婚相手はあふれている本ではないかという。たしかにソウかもしれない!!このブログ、妻は見る気がないので、こんなこと言っても安心です!。 そんなことは別として、午前は役所に車検の書類を貰いに行く。帰り…

「参土会」へ行く

作家山下武氏が主催する第76回「参土会」のため、早めに新宿へ向い、近くの「ブ」二軒に寄る。フリップ・ゴス『海賊の歴史』(リブルート)、小田島雄志『シェイクスピアより愛をこめて』(晶文社)、文庫で長新太『キャベツだより』(旺文社文庫)など3…

「春の古本まつり」へ

11時、池袋に向うため家を出る。途中、大宮の「ブ」へ寄る。喜多村拓『古本迷宮』(青弓社)、850円。『廃本研究』創刊号、105円。この本、本の話が少ない。書名だけで間違えて買う人がいるかもしれない。私がそうだから? 電車のなかで『古本迷宮』…

ホッとした一日

釧路新聞連載「故郷逍遥」の原稿2回分を書き、メールで送る。「毛綱毅曠」と「追悼伊福部昭」、2週間分を書いたので少し安心。 EDIから、『サンパン』に連載中の「フリッツ・ルンプ物語」(4)の校正ゲラが送られてくる。これは、木下杢太郎記念館の「杢…

「杢太郎と異国情調」展概要

今日、電話で伊東市の「木下杢太郎記念館」と、第20回特別展「杢太郎と異国情調」No,2の展示内容について打ち合わせをする。 今回は、フリッツ・ルンプ関係として、次のものが展示される。 1、木下杢太郎宛てフリッツ・ルンプ書簡の写し(神奈川近代文学…

気になる、ルンプの周辺

どうしても、昨日の本のことが気になってしょうがない。そんな一日を過してしまう。 昨日、太田慶太郎編『杢太郎記念館シリーズ2号』を手に入れたが、電車のなかで読んでいて、木下杢太郎が仙台で来日していたドイツの建築家ブルーノ・タウトに会ったことが…

久々の神田古書会館

仕事で東京へ行く。午前は湯島へ。その後の小伝馬町での打ち合わせに時間があったので、久々に神田古書会館の「新宿古書展」に寄る。入り口の奥で、大きな体でなにやら黙々と仕事をしていた古書現世の向井君(通称セドロー君)にちょっと挨拶。会場は最終の…

特別展「杢太郎と異国情調」パートⅡ

伊東市の「木下杢太郎記念館」から、第20回特別展「杢太郎と異国情調」No,2開催の案内状がくる。昨年は、杢太郎と交友があったフリッツ・ルンプとクルト・グラーザーが取り上げられたが、神奈川近代文学館に依頼した、ルンプとグラーザーが杢太郎に宛てた…

『Biblia』を読む

昨日届いた、『Biblia』No.46を読む。「山形ビブリア会」が「読書科学のための学術誌」として年2回発行、もう23年続いている息の長い雑誌。 『Biblia』第46号、2006年1月31日、「山形Biblia会」、領価 1500円 まず瀬…

以前あった「ブ」がない?

今日は、昼から車で栃木へ、伊福部昭の『舞踊曲「サロメ」』を聴きながら、義父の墓参りに行く。 夕方、時折のぞく古本屋吉本書店へ行く。前に行ったとき、棚を見ていたら例の新潟県中越地震の大きな余震があって、店主と飛び出した記憶がある。今日は、坪内…

本にあぶれる!

久々に、本にあぶれる! 朝、図書館で借りていた本を返し、新しく下記の本を借りる。 ・小檜山博『出刃』(河出文庫)、川村湊の解説が読みたくて。 ・小檜山博『北国の人生』と『人生という旅』、読んでなかったエッセー。 ・『ユイリカ』2005年4月号…

追悼・伊福部昭、そして藤本英夫、古川善盛さん

昨日、はじめてブログを休む。仕事の後に長い手紙一通を書き、フリッツ・ルンプの情報を、チンタオ・ドイツ兵俘虜研究会(http://homepage3.nifty.com/akagaki/) (ルンプは第一次世界大戦の俘虜となって、3年間日本の収容所にいた)に伝えようと準備して…

クルト・グラーザーの本

いま『サンパン』に、「フリッツ・ルンプ物語ー日本文化美術研究家・波乱の生涯」を連載中だが、1月に原稿を送ってあり、3月には第4回が出る予定。 いつも読んで下さり、ルンプの貴重な資料を送ってくれる河内紀氏から便りがあった。いま「モソモソと積み…

竹ノ塚で本探し

夜になって雪が降り出している。明日の朝は、今年二度目の雪景色だろう。 午後から仕事で、足立区竹ノ塚へ。終った後に、ある絶版文庫を探すため古本屋めぐりをしようと思いネットで調べる。「ブ」2店舗のほかに、古本市場も2店舗もある。 電車のなかで、…

「毛綱毅曠」を書く

今日も埼玉の空気は冷たい。明日の午後は雪が降るという。 日中、昨日入手した山本夏彦の『世は〆切』、『「社交界」たいがい』(文春文庫)を斜め読み。『不同調』に参加した藤森順三、牧野書店の牧野均のことなど、興味深い箇所にたびたびぶつかる。後者に…

今日は寒い!

今日の埼玉は、晴天だが風が強く寒かった。この日記を、出窓のそばで書いているのだが、ガラス窓を透して、冷たい空気が伝わってくる。今年一番の寒さだろう。 夕食の後、体がだるく炬燵ですこし寝てしまう。なんとか毎日続けている日記を今日はやめようと思…

これからどうしょう!

朝、『北方人』に添える手紙を数通書き郵便局へ。中2の娘からたのまれた、ヤフオクで落としたコスプレ衣装の代金を払い込む。ヤメロ!と反対したが、言い含めることも出来ないのが、オヤジとして情けない!オヤジも好きなことをやっているから、こんな娘が…

また本を買ってしまう

釧路新聞社から、一年間の予定で連載中の「故郷逍遥」2、3回目の掲載紙が送られてくる。原稿は、あと2回分のストックしかない。なにを書くか少しあせってくる。そんなことを考えていたら、なにかアイデアになるものはないかと、無性に本が見たくなる。 夕…

色川大吉『民衆史ーその100年』を読む

2月になった。故郷北海道は、まさに「シバレル」という一番寒い季節を迎える。それでもこちらはまだ暖かく、今日の埼玉は一日雨。こんな時は気分を替えるのが一番。午前中、「北方人」第8号にそえる10数通の手紙を書く。書き終わって、傘をさしながら歩…