2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

端本漁りも人生のひとつ

妻が、10年間勤めた銀行のパートを今日で辞めた。夜、花束とたくさんの贈り物を持って帰ってくる。長い間ご苦労さんと言いたい。 今日友人の古書店から、頼んでおいた、ちくま文庫で出ていた臼井吉見『安曇野』全5巻の3巻が手に入りそうだと連絡が入る。厚い…

『本とは何か』がおもしろい

いよいよ梅雨明け、晴天で気温も高い。 金曜日、久しぶりに革靴を履き歩き回ったせいか、昨日から右足が痛い。リハビリ(?)を兼ねて自転車で図書館へ、借りていた本を返し、読む本がたまっているのでなにも借りず。帰りに「ブ」へ寄る。 矢野誠一『エノケ…

バヌアツ共和国が世界で一番住みやすい国

昨日は、東京原宿で夕方からの仕事の打ち合わせに出かける。少し早めに出て、北千住の「ブ」、原宿の「ブ」に寄る。『東京人』3冊、関寛斉、川上澄生らが出てくる『続・北へ…異色人物伝』(北海道新聞社)を見つけて買う。打ち合わせは食事をしながらで遅く…

蝙蝠は死んでいた

朝早く起きて、新聞のコラムを書く。今回は、詩人更科源蔵の妻であった中島葉那子のこと。2児を残して昇天した詩人。なにか落ち着いて書けず、なんとか昼前に完成させて送る。案の定、夜になって新聞社から電話、少し訂正する。 さて昨日のこうもり。午後に…

今東光の本物のサインか

今日の埼玉は、11日ぶりに青空が顔を出す。気温も高い。いよいよ梅雨明けか(テレビでは8月1日が梅雨明け予定という)。 暑さがぶり返すなか、仕事で隣町へいく。3時過ぎ解放されて「ブックマーケット」に寄る。今東光『おゝ反逆の青春』(平河出版)を見つ…

デパートで4時間、疲れる

きのう23日は、土用の丑の日。うなぎが食べたいという家族のために、スーパーへ行く。たくさんのうなぎの蒲焼が出ている。輸入の中国産、国内物では九州産、静岡産。とにかくすごい量。以前中国産を買ったゴムみたいにまずかったので、結局店先で焼いていた…

余生にあと何冊の本が読めるか

日本中、大雨の被害が出ている。今日の埼玉も雨こそ降らなかったが一日中曇り空。いつになった梅雨が明けるのか、先日水道の蛇口から水が漏れ、何とか修理したが、その関係でリビングが湿っぽく、いくら拭いてもすぐカビが出てしまう。早く晴天がほしい。 夕…

大活字古書目録が欲しい!

たくさんの古書目録が届く。「西武池袋本店夏の古本まつり」「東急東横店渋谷大古書市」「和洋会古書展][中央線古書展」。見るだけでも最低1時間はかかってしまう。まして目が悪くなって見ずらい。大活字古書目録が欲しい! EDIの松本八郎氏から、今後の『サ…

バタバタした一日

朝早く起きて、新聞のコラムを書く。今回は先日いただいた『光太郎遺珠』のなかにある、昭和13年に故郷から出た詩誌『大熊座』のこと。ここには高村光太郎の詩もある。意外とてこずり、合間に仕事をしながら、ようやく昼になって完成。 メールで送ったら、す…

回想と戸惑い

雨の中、仕事で大宮へ行く。夕方解放されて「ブ」に寄る。久しぶりだったが、今日は珍しく欲しいものがたくさんあった。函館生まれの作家の評伝である室譲二の『踊る地平線ーメリケンジャツプ長谷川海太郎伝』(晶文社)、『神田日勝』(北海道新聞社)、里…

今日で連休は終わり

いよいよ世の中の連休も終り。行きたかった、ぬりえ画家蔦谷喜一展もやっている銀座松坂屋の古書展、上野松屋の古書展もダメであった。連休のは半分は仕事で……残念!せめて、送られてきた京王百貨店、宇都宮東武の古書目録を見て心を落ち着かせる。 今日は、…

春日部夏祭り

地元春日部は今日から夏祭り、各町内会から大きなみこしがでる。娘は朝から、どの浴衣を着ていくか騒いでいる。明日は甚平を着るという。 さて地元の「ブ」で、祭りに協賛して文庫本5冊セールをやっているのを思い出す。棚にあって高くてなかなか手に入れら…

『光太郎遺珠』が届く

今日は仕事を休んで、朝から妻の実家のある栃木市へお盆のために行く。数ヶ月ぶりだが、道路がよくなり、新しい建物もあり、それらを横目でみながら4号線をひたすら車で北上。とにかく暑い。 栃木は午後から突然の雷雨、その晴れ間に近くにあったはずの新古…

1972年、私は大学生

朝から新聞のコラムを書く。今回は、詩人更科源蔵がまだ20歳の大正時代に、秋田の詩誌『大道』に「釧路一農夫」という匿名で詩を発表した話。12時前に完成させて、メールで送る。 午後からひたすら仕事、明日は朝から栃木に出かける予定なので、今日中にすべ…

『カイエ』が懐かしい

昨日は、「北方人」の校正を寄稿者に送り、何とか一段落。といっても自分の原稿が進まない。なんとか今月末には出したい。 坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』を読み終える。『ユリイカ』『カイエ』などの不思議な編集者たちの舞台裏を知る。特に…

『白雲』(横浜)第22号が届く

仕事が終ってから、遅れていた『北方人』の原稿の整理をする。明日には一部の校正を送る予定。何とか今月中に出したいが、少し遅れるかも知れない。 文芸同人誌『白雲』(横浜)第22号が送られてくる。年2回の発行だから、もう11年も頑張っている。いつも読…

何とか原稿を書き上げてホッとする

朝早く起き、明日締め切りの原稿を書く。小学校の開校90周年の記念誌に頼まれていたもの。ここ数日、他の仕事で追われ、なかなか手付かずのものっだたが、夕方メールで送り、一段落。 夜、帰っていた長男を車で隣町に送り、帰りに越谷の「ブ」に寄る。小島…

「明治古典会七夕古書入札会」

朝早めに出て、東京で午前中に仕事を済ませ、銀座のフタバ画廊に向う。「北方人」の表紙を飾ってくれる山本浩生君の二人展。アクリル板に描いた絵は幻想的だ。地図に描かれた繊細な緑の森も何かを訴えてくれる。若い芸術家から受ける刺激はいいものだ。 見終…

今度のコラムは、更科源蔵のこと

朝から新聞のコラムを書き始める。2−3回は、詩人更科源蔵の予定。なかなか進まず、苦慮する。昼頃8割がた完成。そのあと仕事で出かけたが、夕方新聞社から電話があり、来週は休刊日になるとの話。なかなかまとまらなかったので、ホッとする。 明日は、久しぶ…

日比谷の不思議な「三角州」

坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』を読み続ける。先日読んだ『新書百冊』が新書の読書遍歴。こちらは雑誌の読書遍歴。日比谷の不思議な「三角州」のことが出てくる。ガード下から続くあの通りだ。映画の雑誌などを売っていた小さな店、その名を…

竹内てるよ詩集『生命の歌』が渓文社?

昼近く、長男が突然帰ってきて、1台しかないパソコンを独占。休みなので「北方人」の編集をしようと思ったがなにも出来ず。図書館に蔦谷喜一の資料があるかと思い出かける。地元なのに、まともなものはなにもなし。 読んだ本2冊を返し、なにも借りず(借りた…

作家佐藤泰志のこと

夜、12時すぎ、娘の「電話!」という声で起こされる。そう、今朝5時前に目が覚めていたので、夜9時すぎにふと横になったら寝てしまったのだ。夜中の電話なので不吉な予感がしたが、違って安心する。月曜日に載る新聞コラムのことで編集者からの電話であった…