2009-01-01から1年間の記事一覧

岩切信一郎氏の『明治版画史』

昨日の朝、NHKBS2の「週間ブック」を見る。「一箱古本市」のことが今年の話題として出てくる。「みちくさ市」を歩く南陀楼綾繁氏とそのインタビュー、あっというまに終わってしまう。来年春の谷中の「一箱古本市」が楽しみ。 先日、隣町の図書館で岩切…

クリスマスイブ

クリスマスイブは大掃除。普段あまり体力を使わないので体が痛い。娘が、オリジナルのクリスマスケーキを作る。なかなか旨い。 『北方人』第13号への反響あれこれ。 93歳になられた小宮山量平先生、「北山さん以下の作者たちがめきめき上手になって、遠から…

『山田耕筰著作全集』全3巻

『山田耕筰著作全集』全3巻が、県立図書館から届いている。分厚い、こんな本が出ていたことは全く知らなかった。著作に未収録の随筆も含まれているが、フリッツ・ルンプがドイツベルリンで会った日本人「Terauchi kinichi」のこと、寺内という名も出てこない…

雪の那須高原

17日、友人から那須高原への2泊3日の旅への急な誘いがあり、命の洗濯をかねてOKと伝える。18日朝、男2人晴天のなか四号線を車で北上し那須へ向かう。約5時間あまりの車の旅であったが、近づくにつれて粉雪が舞ってくる。途中、質素な温泉に入り、着いた宿は…

フリッツ・ルンプと山田耕筰

「サンパン」同人のS氏から、フリッツ・ルンプについての貴重な連絡をいただいた。「フリッツ・ルンプ物語(1)」(『サンパン』第9号、2005・1)に、ドイツで開催された「フリッツ・ルンプ展」の図録にドイツベルリンで会った日本人「Terauchi kinichi」…

『釧路春秋』63号

『釧路春秋』63号が「永田秀郎さん追悼・回想録」を特集。小生「永田先生ののと」を寄せた。この追悼部分は、別刷りとして11月21日の「しのぶ会」で、『茜雲抄ー永田秀郎さんの人としごと』と題して出席者に渡された。

3年ぶりの故郷ー命の洗濯

20日午後、ANAで故郷釧路に到着、3年ぶりに故郷の土を踏む。思ったよりも暖かい。21日昼、釧路市立図書館に行き『北方人』を届ける。毎回送っているが、今回は直接届ける。郷土資料室に、表紙が見えるように『北方人』のバックナンバーがすぐ手に取…

『一箱古本市の歩きかた』を読む

16、17日と『北方人』第13号の印刷、寄稿者などに40部近くを送り、この1年近く遅れた不義理を果たして、少しホッとする。北海道行きのための連絡も取り、滞在のスケジュールも決まる。先日亡くなった作家原田康子さんの「しのぶ会」は12月地元釧路で開催され…

『北方人』第13号の目次

『北方人』第13号のレイアウトがようやく終わる。あと印刷が残っているが、明日か明後日には完成予定。寄稿者には大変ご迷惑をかけたが、あと少しです。今まで最高の40ページ。目次を紹介しておきます。 創作/世界はクモの巣―――――――――――――――――― 北山幸…

今年最後の外市に行く

天気も良く穏やかな気候にさそわれて、池袋古書往来座の外壁で開催されている今年最後の外市へ行く。電車携帯本は千野帽子『文藝ガーリッシュ』、先日亡くなった原田康子さんの「サビタの記憶」が出てくる。ほかに興味深い読書案内が1ページごとに解説。 昼…

10月21日の「北海道新聞」

北海道の詩人であるY氏が、作家原田康子さんの死去を伝える新聞を送って下さった。10月21日の「北海道新聞」朝刊、一面には6段組の「原田康子さん死去」、2面には5段組の「評伝」、29面の社会欄には〝鮮烈「日本のサガン」〟と題して、半分近くの紙面を割い…

11月20日、釧路へ帰郷

介護が必要な義母が戻ってきたが、家は連日非常事態。再度入院の話も出ているが、あせらず、落ち着いた生活を心がけていくつもり。 1ヵ月後の11月20日、故郷釧路へ行く。21日、「故永田秀郎さんのしのぶ会」が開催されるので、それにあわせて久しぶりに帰郷…

作家原田康子さんが亡くなった

『北海文学』の大先輩で作家の原田康子さんが20日に亡くなった。http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/195693.html同じ同人であった釧路の番場氏より電話があったのだ。原田さんの思い出や今の釧路の文学事情について長い時間話す。釧路にとって原…

蔵書の整理が続く

ここ数日間も、蔵書の整理が続く。捨てる本数百冊を縛り上げ、とっておく本は、物置の本棚へ、本棚も2つ解体して捨てる。「ブ」に売れそうな本を100冊ほど持ち込んだら、数千円にしかならなかった。未練もあるのだが、いずれは整理しなければならないので、…

「秋も一箱古本市」無事終了

10月10日、朝早く起きて「秋も秋も一箱古本市」最後の準備。9時近く、リックひとつと段ポール箱1個を乗せたカートを引いて家を出る。回を追うごとに重く感じる。歳か!10時半ごろ会場の「アートスペース・ゲント」に到着。店主は7人。スタッフの担当はナン…

明日は、いよいよ「秋も一箱古本市」

先日、かまくら春秋社が発行する『星座』51号/2009年秋麗号が届いた。巻頭随筆に「生きた証としてのことば」を寄せた。中戸川吉二の妻富江さんとその母で歌人だった吉田柳子さんのことを書いた。ご機会があったらごらんください。 長年所持していた蔵書の整…

パソコンが壊れて、本の整理

パソコンが完全に壊れてしまった。サポートセンターに連絡したが、直すにもかなり金がかかるらしいことがわかる。1週間なにもできなかったが、次男が、ネットオークションで安いパソコンを探して落札してくれた。今日届いて早速立ち上げてみる。今までのも…

10月10日(土)は「秋も一箱古本市」

とうとう、パソコンがだめになってきた、昨日は一度も立ち上がらず。今日はスイッチをONにして半日かかって、奇跡的に立ちあがる。作業中に突然切れるので、あわてて色々やっている。 少し先の話だが、谷中で開催される10月10日(土)の「秋も一箱古本市」に…

第3回「みちくさ市」終了

20日は第3回「みちくさ市」。朝8時前、家族が寝静まっている8時前にカートを引いて家を出る。今日ははじめてのコースで鬼子母神を目指す。東武線西新井駅で降り、池袋行きのバスに乗る。王子駅で下車、都電に乗り換える。20分ほどで鬼子母神に着く。歩く距離…

9月20日は鬼子母神で第3回「みちくさ市」

9月20日は、池袋に近い鬼子母神で第3回「みちくさ市」。単行本を中心に、ダンボールに詰めて1箱送る。台風が近づいているので雨の心配をしていたが、晴れの予想で一安心。開催は10時から4時まで。涼しくなったので散歩がてらおいでください。場所は前回と一…

「みちくさ市」「秋も一箱古本市」に出店

すっかり秋の気配。トンボがたくさん空を舞う季節になりました。 週末、パソコンが立ち上がらなくなり、サポートセンターに連絡したが「込み合ってます」と言うだけで連絡とれず。遅れている『北方人』の原稿のバックアップもしていなかったのであせってしま…

もう9月、秋風が吹き始めました

あっというまに8月が過ぎ去ってしまいました。もう9月、涼しくなってきました。 お盆は、無人になっている栃木の妻の実家へでしばらく滞在、荒れた庭や部屋の掃除、お墓参りなど、合間に地元の古本屋めぐり、ゆっくりすごしました。ただ、故郷の北海道から…

暑い「みちくさ市」でした

25日、第2回「みちくさ市」に出店。天気は予想に反して青空がのぞき、朝から暑かった。プレ開催の時、大遅刻したのでカートを引きながら早めに出発。開店は1時だったが、12時すぎに着き準備する。先に送っておいた一箱とあわせて約150冊の出品。 開店早々、…

第2回みちくさ市に参加します

東京池袋の鬼子母神通りで開催される、商店街が一日だけの古本街になる「みちくさ市」に「古書 北方人」として参加します。プレ、第1回に続いて3回目になる7月25日(土)です。時間は13時から18時と午後の開催。雨が降ったら26日(日)、その日も降ったら中…

フリッツ・ルンプが出てくる本2冊

フリッツ・ルンプが出てくる本が2冊ある。いずれも初めて知る内容である。浮世絵をつくった男の謎 岩佐又兵衛 (文春新書)作者: 辻惟雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/04/21メディア: 新書購入: 1人 クリック: 236回この商品を含むブログ (32件) を見…

孫が誕生

実は、5月19日初孫が誕生した。いつまでも若いと思っていたのだが、本当におじいちゃんになってしまったのだ。 その孫が、誕生から1ヶ月が過ぎ、家に初めて遊びにきた。会うたびに表情が変化し、いよいよ人間らしくなってくる。 1月に、今までの本職のデザイ…

桜木紫乃『氷平線』を見つける

26日、妻の実家の栃木へ行く。無人になっている家の掃除のためであった。もう数ヶ月行っていなかったので玄関周り、庭には背丈ほどの雑草が生い茂っていた。虫に刺されながら、2日がかりで何とかきれいになった。 夕方、久しぶりに近くにある「ブ」へ行く。…

竹久夢二の作品か?

フリッツ・ルンプのことで色々お世話になっている、ドイツベルリン在住のK女史が、天理大学でのシンポのために帰国されていた。23日、東京日本橋の丸善3階のコーヒーショップで待ち合わせ。実は初対面であったが、長い間メールや手紙のやり取りをしていた…

作家山下武先生逝く

長い間、都合でブログを休んでおりました。見ていて下さった多くの人たちから励ましの言葉をいただきなんとか再開したく思っている。 14日朝、色々お世話になった作家山下武先生のご子息から電話があり、13日の朝急逝されたという。3ヶ月前の3月7日、28冊目…

山下武『書斎の憂愁』(日本古書通信社)

山下武先生より、近著『書斎の憂愁』(日本古書通信社)が贈られてきた。28冊目の著書、先日電話もあったが、お元気でなによりである。『日本古書通信』『さんどりあ』などに発表したものがあるが書き下ろしも多い。橘外男に関するものが圧巻、ほかに、書き…