2015-01-01から1年間の記事一覧

『歌人・齋藤茂吉とその周辺』、『一寸』第64号

杉沼永一編著『歌人・齋藤茂吉とその周辺』(山形ビブリアの会)をいただいた。主に山形と齋藤茂吉の関係に触れた論考をまとめたもの。すばらしいのは、編著が入手した茂吉の書簡、草稿などが数多くカラーで載っていること。以前にも触れたが、新しい『齋藤…

『釧路春秋』75、『英語教育』12月号をいただく

K氏より、『釧路春秋』75が送られてきた。評論/小高律夫「開拓者の孤独 猪狩満直と舌辛原野?」を興味深く読んだ。猪狩満直は福島の農民詩人で、大正12年に今の阿寒町に開拓農民として入植した人。地元では、忘れられた詩人だか、語り継ぎたい人である。…

『戦後70年―北海道と戦争』、『私の戦後70年』をいただく

知人から『戦後70年―北海道と戦争』(上下刊、北海道新聞社)、『私の戦後70年』(北海道新聞社)が送られてきた。いずれも北海道新聞に連載されたもの。 戦後70年 北海道と戦争 上作者: 北海道新聞社出版社/メーカー: 北海道新聞社発売日: 2015/07/10…

『映画論叢』40に最後の一文を書きました

『映画論叢』40に、「長谷川一夫と『雪之丞変化』」(下)を書きました。ようやく完結し、ホッとしました。 目次鶴田浩二、高倉健、丹波哲郎そして佐久間良子 一寸の虫にも……大部屋俳優の見た東映東京 五野上力 謎の怪獣、東京湾に上陸 真説ゴジラ対占領軍 …

「みちくさ市」御礼

15日の、今年最後の「みちくさ市」無事終了しました。夜中に介護中の義母が起き出し、ほとんど睡眠もとらず施設に送り出して参戦。雨の心配もありましたが、午後からは日差しも出て来て快適な一日となりました。鬼子母神の手作り市が中止になり、人出は少な…

明日は「みちくさ市」です

明日は「みちくさ市」ですが、心配なのは雨。ただ昼前には雨が上って晴れの予報なので、間違いなく開催されると思います。雨の場合は22日(日)に延期になりますが、延期の場合午前8時に「みちくさ市」ブログhttp://kmstreet.exblog.jp/10951254/で発表にな…

11月15日(日)の「みちくさ市」に参加します

15日(日)に行われる、今年最後の鬼子母神のみちくさ市http://kmstreet.exblog.jp/10951254/に参加します。雨なら22日(日)に延期、その日が雨なら中止。場所はいつもの「旧花結び前駐車場」です。今回も、本好き、古本好きを満足させる本を持っていきます…

『没後50年 戸塚新太郎展 山と花の歌人』

展覧会のご案内です。9月12日から11月29日まで、小樽文学館で『没後50年 戸塚新太郎展 山と花の歌人』が開催されています。戸塚新太郎(1899〜1965)は小樽の歌人。大正13年、小林多喜二らが興した文芸誌『クラルテ』にも参加し、面識があった。その後北海道…

第2回「山高登装釘作品展」のご案内

第二回 山高登装釘作品展 一期・2015年11月21日(土)〜23日(月・祝) 二期・2015年12月1日(火)〜2016年3月30日(水) 会場:九濃文庫 岡山県たつの市龍野町日山四三五―二坪田譲治が主宰した童話雑誌『びわの実学校』の装幀を手がけた、木版画家山高登氏…

『北方人』第22号を刊行しました

ようやく、『北方人』第22号を刊行しました。今回は、はじめて寄稿者を迎え、48ページの厚さになりました。 【目次】 創作/どうにもこうにも―――――――――――――――――― 通 雅彦(2) 創作/文学部教授ルーデ博士――――――――――――― 哀神シュナイダー(8) 随想/回想の…

「みちくさ市」御礼

すこし遅くなりましたが、20日の「みちくさ市」に来てくださった、皆さん、開催して下さったスタッフの皆さん、大変お世話になりました。当日は、開催前に池袋パルコの世界堂に寄り、「北方人」の用紙を購入。会場に行ったら11時前なのに大勢の人たちが来て…

20日(日)のみちくさ市に参加します

あわただしく8月を過ごし、9月もあっというまに16日、ブログを一ヶ月以上も休んでしまった。一年近くも係わっていた、ある作家の事典の仕事が、二校も終わり、ようやく解放された。10月発行予定の『北方人』の原稿もボツボツ集まっている。長い夏休みのよう…

『わたしのブックストア』に中戸川吉二のことが

北條一浩『わたしのブックストア』(アスペクト文庫)を読んでいたら、中戸川吉二のことが出てきて驚いた。2年半前に出た親本を読んでいなかったので、全く気がつかなかった。出てきたのは、岡崎武志氏と小山力也(古本屋ツアー・イン・ジャパン)の対談「古…

柳原白蓮と北海道

志村有弘先生が、『交通新聞』(2015年7月24日)に寄せた「柳原白蓮の北海道行脚」を送ってくださった。白蓮は、昭和28年の夏、北海道への旅をしている。層雲峡に白蓮の歌碑があり、志村先生は、この夏その碑を確認する旅に出て発見している。昨年のNHK「…

『ビブリア』№65に「真壁仁と釧路」を書きました

山形から出ている『ビブリア』№65(終刊号)に、「真壁仁と釧路」を寄せました。山形の詩人真壁仁が、北海道釧路地方を三回旅した記録です。『ビブリア』は、昭和57年に年二回の予定で刊行され、65号を出して終刊になりました。長い間、一度も休むことがな…

『映画論叢』39に、少し書きました。

暑い日が続いているが。ある本に書くための校正が、今日ようやく終わって送った。ここ1ヶ月ほど、公私とも多忙で、ブログもかけなかった。いろいろいただいているものもあり、少し頑張って書いていきたい。映画論叢(39) カーラ・レムリ/原一民/ウェンデ…

拝受多謝

『一寸』第62号 『しまふくろう』第44号 ふるさと釧路の文学情報のコピー多数 いずれも、拝受多謝

第3回川口一箱古本市に行く

昨日、今月末〆切のある雑誌の原稿を終えていたので、無性に本が見たくなり、第3回川口一箱古本市があるのを思い出して出かけることに。草加から川口行きのバスに乗り、はじめて川口一箱古本市に行く。場所は、静かな川口神社境内、天気が良く緑に囲まれてす…

「みちくさ市」御礼

少し遅くなりましたが、17日のみちくさ市、無事終了いたしました。天気が良く、暑いと思われる初夏の一日でしたが、来てくださった皆様、ありがとうございました。また、スタッフの皆さん大変お世話になりました。 今回は、同じ場所に出店した、とみきち屋さ…

5月17日(日)は、みちくさ市です

5月17日(日)、みちくさ市に「古書北方人」出店します。 場所はいつもの旧「花結び」向かい駐車場です。詳しくはhttp://kmstreet.exblog.jp/10951254で。雨天の場合は24日(日)に延期になります。

『 昭和三十年代の匂い (ちくま文庫)』に『「挽歌」物語』か出てきた

昨日、2013年にちくま文庫で出た、岡崎武志『 昭和三十年代の匂い』を読んでいたら、最後の章「おじさまの匂い」に、拙著『「挽歌」物語ー作家原田康子とその時代』(釧路新書)のことが出てきて驚いた。えらく褒めている。2008年に、学習研究社から出た『 …

第17回谷中「一箱古本市」に行く

昨日3日、ゴールデンウイーク晴天のなか、今年で10年になる第17回谷中「一箱古本市」に行く。出店、客としても連続の通いになる。今回は客として。途中、主催者南陀楼氏や、顔見知り人たちに大勢出会う。写真は、久し振りにモンガ堂さん。 途中、新しい…

親馬鹿です

地元の「広報かすかべ」5月号に、「春日部 元気人」として私の息子が紹介されていた。昨年、「第11回金融教育に関する小論文・実践報告コンクール」で特賞を受賞したことの紹介だがhttp://www.shiruporuto.jp/teach/school/kyoin2014/。こんなことをブログに…

富士正晴『仮想VIKINGU50号記念祝賀講演会に於ける演説』

茨木市立中央図書館に併設する富士正晴記念館より、富士正晴『仮想VIKINGU50号記念祝賀講演会に於ける演説』をいただいた。「まえがき」によれば、富士正晴の講演ではなく、『VIKINGU』第50号(1953年12月)からエッセイ風に回顧して綴ったも…

『市立小樽文学館報』第28号/他

市立小樽文学館より、『市立小樽文学館報』第28号をいただいた。亀井志乃氏の「石井友幸書簡をめぐる江口渙の〈多喜二の死〉証言の変遷」を興味深く拝読。拷問死した小林多喜二と同じ留置場にいた石井友幸が、江口渙に宛てた書簡が最近発見され、その証言の…

『光太郎資料』43/他

高村光太郎蓮翹忌運営委員会が発行する、『光太郎資料』43をいただいた。光太郎最晩年の作である、十和田湖の裸婦群像(通称・乙女の像)に係わる、膨大な資料を載せている。光太郎研究者の熱意の感じる論考である。 ほかにも、様々な光太郎に関する展覧会…

須賀章雅『さまよえる古本屋』

札幌の古書須雅屋の須賀章雅氏から『さまよえる古本屋』が贈られてきた。『貧乏暇ありー札幌古本屋日記』に続く2冊目の著書。あの『彷書月刊』で第4回古本小説大賞に輝いた「ああ、狂おしの鳩ポッポ」も完全収録。その他の小説、エッセイ、古本屋日記など、…

『北方人』第21号、出ました

『北方人』第21号出ました。今回は充実した内容になっています。寄稿者にはお送りし、読者には随時お送りしております。お手許に届くまで、少々お待ちください。 ――目次―― 創作/湯の川みやげ店――――――――――――――――――― 通 雅彦(2) 随想/回想の青山光二(抄)…

『映画論叢』38に、ちょと書きました

『映画論叢』38に、「ある名画の軌跡ー長谷川一夫と『雪之丞変化』」を寄せました。『北方人』20号に書いた「『雪之丞変化』伝」から、長谷川一夫を中心に改稿したものです。 映画論叢 38作者: 丹野達弥出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2015/03/20メディ…

筑波山登山

色々な原稿に追われているのだが、気分転換に仲間と日本百名山のひとつ筑波山登山に行く。昨年の同じころ、行きはケーブルカーで帰りだけは自分の足で下山したが、今回は両方に挑戦、無事登ることが出来た。天気は良く、汗ばむ一日だった。帰りは梅が満開の…