2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『思ひ出艸』詳細

伊上凡骨の著書(画集)といわれる『思ひ出艸』が手元に届いた。奥付には、明治三十八年八月一日発行、編輯兼印刷者伊上純蔵(純蔵は本名)、発行者金尾種二郎、発売所は金尾文淵堂である。五十銭で売られていた。まずは、発行者が金尾種二郎、発売所は金尾…

伊上凡骨編『思ひ出艸』

伊上凡骨研究をはじめて、私にとって幻の一冊であった『思ひ出艸』が出現した。『版画事典』の「伊上凡骨」の項に「著書に『思ひ出草』がある」と記されており、国会図書館にもなく長い間探していたもの。3月に出す『木版彫刻師 伊上凡骨』には、全く確認で…

岡本多加志句集『白雲』

岡本多加志氏が、3冊目になる句集『白雲』を送って下さった。川崎で主宰者として俳句誌『白雲』を刊行して十年になるという。その努力に敬意を表したい。句集『白雲』のなかの一句、北海道への旅の所産。郷愁に誘われる。 「土手低き道の涼しく釧路川」 12日…

『一寸』第44号、いただく

『一寸』第44号を、岩切信一郎氏から届く。ありがとうございます。氏の「鹿児島備忘録」を読むと、来年の2011年、橋口五葉生誕130年で、千葉市美術館をはじめ、全国3ヶ所で開催されるという。氏は五葉研究の第一人者、1995年に開催された「橋口五葉展」にも…

久しぶりのの国会図書館

4日土曜日、久しぶりに国会図書館に行く。国会議事堂周りのイチョウの木が黄色く染まり、その枯葉が地面に舞って積もっている。 1年以上行っていなかったが、国会図書館の資料閲覧がパソコンから申し込みになっていた。以前行ったときは、まだ工事中だったか…

『釧路春秋』第65号

義弟のS氏より、『釧路春秋』第65号が送られてきた。義弟の日本画20号が表紙を飾っている。題は「月光る鶴居村」。この絵の現物を見ているが、あの原野の思索家長谷川光二を思い出す。そして、この号の「ふるさと抄」に更科源蔵の「夜霧の街に響く霧笛」が…