2022-01-01から1年間の記事一覧

『北方人』第40号を発行しました

『北方人』第40号を発行しました。 平成15年に創刊の『北方人』は、19年後にようやく記念すべき第40号を迎えました。その間、多くの寄稿者、そして購読者に感謝申し上げます。これからも、なんとか続けていきたい。 ――目次―― 時評/国外逃亡者は裏切り者か?…

小松伸六ノート㉛ 『文芸評論家・小松伸六の仕事』 補遺その2

現在釧路文学館で「鳥居省三と北海文学」展が開催されているが、帰釧して釧路出身の文芸評論家小松伸六の一文が、『北海文学』42号(昭和40[1965]年9月号)の「鳥居省三・特集号」に載っていたことをはじめて知った。『文芸評論家・小松伸六の仕事』(北方文…

講演「『釧路文学運動史』から『釧路湿原の文学史へ』」無事終了

9月27日の釧路文学館での講演「『釧路文学運動史』から『釧路湿原の文学史へ』」無事終了しました。ご来場下さった皆様に感謝申し上げます。なお企画展『鳥居省三と北海文学』は、11月20日まで開催されています。 『北海文学』同人のコーナーに、私の原稿「…

釧路文学館企画展『鳥居省三と北海文学』のご案内

釧路文学館企画展『鳥居省三と北海文学』のご案内 釧路の文学活動を牽引した「鳥居省三と北海文学」展が、8月27日から11月20日まで開催されています。鳥居省三(1925~2006)は戦後の昭和27年に『北海文学』を創刊、その後平成18年まで続いた同人誌で、その…

『釧路湿原の文学史』刊行しました。

ようやく『釧路湿原の文学史』(藤田印刷エクセレントブックス)を刊行しました。 2013年12月の『北方人』第18号から連載したものに加筆しました。10年かかりましたが、直木賞候補になった、河﨑秋子『絞め殺しの樹』などの最新情報まで書き込むことが出来ま…

『北方人』第39号、発行しました。

『北方人』第39号、発行しました。今号は、最高の64ページになりました。 ――目次―― 創作/昭和十年生れは損をする(9)―――――――――――――― 通 雅彦(2) 翻訳/ユーリ・ツェー著『馬のための諸注意』 ――――翻訳者・大木 文雄(17) 評論/集団就職文学論ノート(6…

小松伸六ノート㉚ 『文芸評論家・小松伸六の仕事』 補遺その1

昨年7月に、『没後十五年 文芸評論家・小松伸六の仕事』(北方文学研究会・編)を出して、1年近くなる。その間、いくつかの新資料を発見した。今回、補遺その1として、2点紹介する。 ①大野晋・宮本常一・他編『東日本と西日本』(日本ディタースクール出版…

『北方人』第38号を刊行しました

『北方人』第38号を刊行しました。 目次 時評/藤井聡太王将戦を制す 将棋・囲碁の宝――――――― 大木 文雄(2) 創作/昭和十年生れは損をする(8)――――――――――――――― 通 雅彦(6) 評論/集団就職文学論ノート(5)―――――――――――――― 荒川 佳洋(14) 評論/夏目千…

宮内悠介氏から『かくして彼女は宴で語る』(幻冬舎)が届く

先日、作家の宮内悠介氏から『かくして彼女は宴で語るー明治耽美派推理帖』(幻冬舎)が届きました。全く心当たりがなかったのですが、送り主が奥さん。かつて彼女が主宰する詩の集まりで、明治末期に起こった若き芸術家の集まりである「パンの会」に参加し…