「初代直木賞選考委員 三上於菟吉を知っていますか?」展

本日から、春日部郷土資料館にて「初代直木賞選考委員 三上於菟吉を知ってますか?」展が開催されました。オールカラー16ページの素晴らしいパンプレットも出来ました。無料で配布しています。会期は9月3日(日)まで。是非ご来場下さい。https://www.city.kasukabe.lg.jp/smph/event/bunka_geijutsu/57tenji.html
なお本日解説講座「三上於菟吉と春日部」が開催されましたが、9月2日(土)には、講演「三上於菟吉長谷川時雨」、9月3日(日)には第2回「三上於菟吉・春日部ウォーク」が予定されています。詳しくは、追って発表します。

池内規行『回想の青山光二』拝受

池内規行氏より、新刊『回想の青山光二』を拝受。

2017年5月刊 (株)共和国 定価5000円+税
『北方人』同人池内規行氏の新刊である。かつて、本誌に「回想の青山光二(抄)」や「年譜」、「著書目録」などを、交友があった作家青山光二の周辺について寄稿してくださった。さらに古書目録『宙ぶらりんが好きだ 特集ぼくの青山光二』(月の輪書林)に寄せた「回想の青山光二(抄)」などをまとめて、瀟洒な二八五ページにわたる一冊の本に仕上げた労作である。副題に「資料で読む「最後の文士」の肖像」とあるが、巻頭の「青山光二アルバム1913―2008」が、なんといっても素晴らしい。貴重な写真、同人誌、著書など作家青山光二の足跡が、十五ページに渡って紹介されている。貴重な文学資料として後世に残る一冊となることであろう。

『北方人』第27号、発行しました。

『北方人』第27号、発行しました。

目次
創作/御城前のおババ―――――――――――――――――--―  通 雅彦(2)
創作/陀羅尼助丸の秘密――――――――――――――- 哀神シュナイダー(6)
評論/釧路湿原文学史(8)――――――――――――――――  盛 厚三(11)
書評/北方人の本棚――――――――――――――――――――― [K] (17)
書誌/装丁挿話(3)――――――――――--―-- かわじ もとたか(?[23])
編集後記――--―-- [K] (24)   表紙画・カット―― ジャック・カロ

19日、みちくさ市に出ます

前回の東京池袋近くの鬼子母神近くで行われるみちくさ市、地元で三上於菟吉顕彰会の集まりの重なり参加できなかったが、19日(日)のみちくさ市に出ます。いつもの本好き、古本好きのための古本を持っていきますが、今回『北方人』別冊「三上於菟吉特集号」と最新第26号を持参します。皆さんのお会いできることを楽しみにしています。写真は文庫の一部と『北方人』。

ある訃報

ある訃報が届いたのは、1月20日が過ぎたころである。

あれから2ヶ月近くが過ぎた。幾度となくお世話になったその人を想いだしていた。私の故郷釧路のジャズ喫茶ジス・イズの名物マスターといわれた小林東氏である。その後、釧路の知人が地元の氏を追悼したたくさんの新聞記事の写しを送ってくれた。
私が小林東氏と出会ったのは、そのジャズ喫茶ジス・イズが出来てすぐのころの高校生時代。店が家の近くで毎日のように通った。上京してからも、帰郷のたびに顔を出していた。私の青春そのものであった。後に地元出版社緑鯨社を立ち上げ、文学賞を受賞する著書を送り出した。新聞には、直木賞作家桜木紫乃のコメントも載っているが、彼女が無名時代に最初に出した詩集を彼が出版している。
手許に、札幌の紀伊国屋で買い求めた2009年春の雑誌『カイ』がある。そこにお元気だったマスターの写真もある。いまも毎日、その姿を眺めている。

水上温泉へ

12、13日、娘家族と一泊とまりで群馬水上温泉へ行く。車の中から雪の谷川岳をながめる。一日目は温泉につかり、翌日は水上高原スキーリゾートへ。まだまだ雪が残る水上高原である。孫たちと雪遊び。