池内規行『回想の青山光二』拝受

池内規行氏より、新刊『回想の青山光二』を拝受。

2017年5月刊 (株)共和国 定価5000円+税
『北方人』同人池内規行氏の新刊である。かつて、本誌に「回想の青山光二(抄)」や「年譜」、「著書目録」などを、交友があった作家青山光二の周辺について寄稿してくださった。さらに古書目録『宙ぶらりんが好きだ 特集ぼくの青山光二』(月の輪書林)に寄せた「回想の青山光二(抄)」などをまとめて、瀟洒な二八五ページにわたる一冊の本に仕上げた労作である。副題に「資料で読む「最後の文士」の肖像」とあるが、巻頭の「青山光二アルバム1913―2008」が、なんといっても素晴らしい。貴重な写真、同人誌、著書など作家青山光二の足跡が、十五ページに渡って紹介されている。貴重な文学資料として後世に残る一冊となることであろう。