30日、1日だけの古本市「鬼子母神通り・道草市」に参加

ここ2週間ほど、寺山修司の母寺山はつ『母の蛍』(中公文庫)、寺山の妻であった九條今日子ムッシュウ・寺山修司』(ちくま文庫)を読んでいた。九條の本を読むと、結婚当時、母はつが、夜二人の住む家にやってきて外から石を投げたり、火をつけたこともあるという。母はつの本には、そんなことが書かれていない。寺山亡き後、寺山と離婚していた九條は、寺山の母の養女となり、亡き修司と兄妹という不思議な関係になっている。久しぶりにじっくり読んだ本であった。
11月30日(日曜日)、一日だけの古本市「鬼子母神通り・道草市」http://kmstreet.exblog.jp/に参加します。池袋に近い鬼子母神通りに50の箱が並びます。店名は、今までの「古書/北方人」ではなく、「古書/モリス堂」か「古書/無何有郷(ユートピア)」にしようと思っている。もちろん、好きなウィリアム・モリスから来ているのだが、出す本は、モリス関係、いつもの本好き古本好きのための本(岡崎武志など)と、開催される場所にふさわしい東京本(「東京人」)などなど…3週間ほど後なので、詳細は後ほどお伝えします。