東京のコラージュ展と講演会

久々の日記の更新。7月末の原稿締切があり、なかなか書けなかった(ほかにも理由があるのだが)。昨日、川地ポン氏(かわじ・もとたか氏)のコラージュ展と千代田区図書館で開催される講演会のため、久しぶりに東京に出かける。いつも『北方人』の表紙、カットを飾ってくれる川地ポン氏(かわじ・もとたか氏)のコラージュ展は、西荻窪の古書モンガ堂で開催中(実は今日31日が最終日)。横溝正史金田一シリーズをイメージしたもの。大作が並ぶ。

モンガ堂を訪ねるのは開店以来だから2年以上まえ。やはり、埼玉からは遠い?店主は、相変わらず元気で何よりである。いま、新しい雑誌を計画中とのことで驚く。

店で本も漁る。探していた加藤楸邨の『遙かなる声』を見つける。来月28日の市立釧路図書館のトークショーの冒頭で使う本だったので、その偶然に驚く(詳細は次の機会に)。ほかに、八木義徳が釧路に原田康子を訪ねたときのエッセイが載った、『北風の言葉』も入手。

西荻窪から九段下の千代田区田立図書館へ。講演、尾上陽介(東京大学史料編纂所教授)の「古書販売目録の学術的な意味」を聞く。日本の古い日記『明月記』の原本、異本、写本等、画像を使った話に興味深々。ほかに、八木壮一氏の反町茂雄についての話しもあり。会場でかわじ・もとたか氏、京都から上京してきたオタ氏にも会う。かわじ氏から、伊上凡骨のことが出てくる『風信』第1号((コピーは持っていたが)と『北海道 シネマの風景』をいただく。下の写真は、講演のチラシとレジメ。

さて、昨日は都知事選街頭演説の最終日、街は意外と静か、中野で電車を通ったとき少し演説が聞こえたが。今日は投票日だが、隣の埼玉県人としても少々興味あり。