あまりのハンディ

昨日は、新聞コラムのために、先日なくなった作家吉村昭氏の本を読んでいた。作家津村節子と結婚したころまだ売れない作家だった。はるばる北海道まで渡り、根室まで行商していた。そのことは津村の『さい果て』(筑摩書房)に出てくる。北海道関係の著作も多い吉村には、『冬の海ー私の北海道取材紀行』(筑摩書房)もある。2つの本を読みながら、遠い昔の時代を思い出していた。
今日は、朝から『北方人』の最後の編集に取り掛かる。もう少し!
昼過ぎ、隣町に住む息子が帰ってきたが、午後になって突然の曇り空。布団を干してきたという息子のために、あわてて妻と3人で車で出る。案の定布団は雨で濡れていた。そのあと晴れたが、息子がパソコンラックが欲しいというので、近くのリサイクルショップへいって買う。そのあと車を見に行くという二人を残して、近くに「ブ」があるので、電車でかえるつもりでひとりで行く。辻まこと『あてのない絵はがき』(小学館ライブラリー)を見つけて買う。ほかに読みたいものはなし。そのあとひとりで電車で帰ってくる。
家に着いたら妻から電話。息子が数十万円の車を買うことを決めてきたという。こっちは均一の本、あっちは車、あまりのハンディに唖然とする!