故郷釧路3日目

今日は故郷の本屋めぐり。
昼前、古書の豊文堂書店へ行く。故郷本、ダンボール2箱送ってあったからだ。いつも帰郷するたびに不要になった本を送って感謝されている。お茶をご馳走になりながら、四方山話、札幌の古書須雅屋さんの話、「北海文学」同人のSさんが古本屋をネットで始めたことなどいろいろ聞く。店で、しばらく探していた『チャリング・クロス街84番地』(中公文庫)を見つけて買う。アメリカの女性とイギリスの古本屋との手紙のやり取りが収録された有名な本である。
そのあと、この街にある2件の「ブ」を回る。この街から年2回出ている『釧路春秋』の「創刊50号記念特別号」を見つける。「50号を迎えて」という座談会に、私の名前が出てきて驚く。私の文学的スタートはこの『釧路春秋』だが、この誌から出て活躍している桜木紫乃らとともに書かれていた。
ほかに、『太陽』荒俣宏の特集、デザイン学校時代の先生であった朝倉摂『舞台空間のすべて』なども見つけて買う。故郷に来てまた本を手に入れて帰るという悪循環だが、本好きだからしょうがない。
明日は法事だが、夕方札幌から来た兄らと近況を遅くまで話す。