井伏鱒二『還暦の鯉』を読む

今日23日は、一日雨。温度も低く、すっかり秋になった感じ。昨日22日は、栃木に一人で墓参りに行く。久しぶりに電車で往復。携帯本は、先日の「みちくさ市」でいただき、売れ残った差し入れ本で井伏鱒二『還暦の鯉』。電車のなかで読んでいたら、「記者のいろいろ」に文藝春秋新社の中戸川が原稿を取りに来たときのエピソードが書かれている。作家中戸川吉二の子息宗一である。戦争が終わって8年目の事とあるが、この数年後、宗一は若くして亡くなっている。この本には「牧野信一」の項もあるが、井伏は若き日に牧野、中戸川吉二と酒席をともにしたこともあるはず。親子2代の付き合いがあった。

還暦の鯉 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

還暦の鯉 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

10月9日開催の「秋の一箱古本市」のマニュアルが届く。出店場所は「宗善寺」と決まる。http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20071010まだ先なので、準備は10月に入ってからの予定。