「盛厚三→原田康子の伝記」のこと

書物蔵氏のブログによれば、小谷野敦氏が『出版ニュース』のなかで拙者の原田康子の評伝について触れているらしい。感謝!なお、面識がある林哲夫氏は古本屋となっているが、本職は画家である。http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20130128
 『「挽歌」物語ー作家原田康子とその時代』(2011年、釧路新書、釧路市
追記・早速図書館に行って『出版ニュース』を見た。出たばかりなので、貸し出しもコピーも出来なかった。小谷野敦氏の見開き2ページのコラム「凍雲篩雪」に、私のことが載っていた。木本至氏の「古書---署名本あれこれ」に、伊上凡骨の名を発見。この人の名を知っている人は幾人いるだろう。

小谷野敦「とううんしせつ」『出版ニュース』(2300)p.22-23(2013.1.下)にちょっと面白いことが。

この数年、専門の文学研究とその周辺で目につくのが、大学教員よりも在野の研究者のほうがいい仕事としている

として、

盛厚三原田康子の伝記
矢野隆司(もと代議士)→今東光の研究
林哲夫(古本屋)→淀野隆三研究

などを挙げている。


表紙:世界文学全集
旬刊 出版ニュース2013年1月下旬号の目次一覧 発売

こうせい
電車の中の光景
憲法が変わるとき、表現の自由の形が変えられる

自由民主党 日本国憲法改正草案を検証する--田北康成@立教大学 社会学部 助教

本のつくり手は変化する

出版はどこへ向かうのか?--萩野正昭@株式会社ボイジャー代表取締役社長

ブック・ストリート
・出版---死刑を止めた国・韓国---深田 卓・インパクト出版会代表
・古書---署名本あれこれ---木本 至・評論家
・こども文化---子どもの名前---山中 恒・作家
・出版文化---読者が見抜く本当の「お薦め」---佐久間文子・ジャーナリスト
アクセシビリティ---米国のアクセシブルな電子版教科書---河村 宏・デイジーコンソーシアム理事
アーカイブ---大量撮影と無目的保存---大澤 聡・メディア史研究者
凍雲篩雪 ---小谷野 敦
海外出版レポート
イギリス 独立系出版社の新しいアプローチ 笹本史子
アメリカ 2012年の「紙の本」 小山 猛
ドイツ 2012年のベストセラー 伊藤暢章
フランス クリスマス・新年の贈答品では、「本」が首位 渡邊和彦
ブックハンティング2013
『月の輪草子』
瀬戸内寂聴
齋藤愼爾=評
ブックガイド
酒井順一郎『改革開放の申し子たち』(冬至書房)
増淵敏之『路地裏が文化を生む!』(青弓社)
井手英策『財政赤字の淵源』(有斐閣)
鈴木徹衆『信仰・宗派の違いをこえて』(新日本出版社)
袖井林二郎『夢二異国への旅』(ミネルヴァ書房)
原発運動全国連絡会編『脱原発、年輪は冴えていま』(七つ森書館)
北澤憲昭『反覆する岡本太郎』(水声社)
ミハイル・シーシキン著、奈倉有里訳『手紙』(新潮社)
ジョーン・W・スコット著、李孝徳訳『ヴェールの政治学』(みすず書房)
田中優子、辻信一『降りる思想』(大月書店)
石井知章『中国革命論のパラダイム転換』(社会評論社)
高橋真樹『自然エネルギー革命をはじめよう』(大月書店)
イトーターリ著、レベッカ・ジェニスン訳『ムーヴ』(インパクト出版会)
出版 東・西・南・北
・情報区
・上半期の企画から
・「読者が選ぶこの一冊」
・「批評研究」創刊
・「竹島問題」の必読書
・「吉備の古代史事典」
・戦前の出版検閲を語る資料展
・出版界スコープ
国立国会図書館のデジタル資料の図書館等への限定送信に関する合意事項
・出版科学研究所11月期販売状況
編集者の日録 No.1021
下村綾子@宝島社 編集2局第4編集部 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ担当編集
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