岡崎武志さんの『気まぐれ古書店紀行』入手

4時から東京・小伝馬町で仕事の打ち合わせがあり、その前に神田に行こうと早めに家を出る。
古書会館の城南古書展に行く。色々欲しい本があったが、畠山けんじ『鹿鳴館を創った男ーお雇い建築家ジョサイア・コンドルの生涯』(河出書房新社)を600円で一冊のみ入手。フリッツ・ルンプが初来日したとき、最初に泊まったのがコンドルが建てた、お雇い外国人医師J・K・スクリバの家であった(そのときスクリバは亡くなっていたが)。その資料として入手。
その後、書肆アクセスに行く。岡崎武志さんの『気まぐれ古書店紀行』(工作社)のサイン本を手に入れるためである。品切れを恐れていたが3冊平積み。そのなかから谷崎潤一郎のイラストが描かれたサイン本をゲット!年甲斐もなく喜ぶ(谷崎潤一郎というのが余計にうれしい)。ドトールでコーヒーを飲みながら、さっそくページをめくる。前に行ったことのある、板橋・大山の古本屋が出てくる。あと、行ったことのある古本屋がどれだけ出てくるのだろう。厚い本なので、後は家に帰ってからゆっくり読むつもりで、仕事場に向う。

 
岡崎武志さんが描いた谷崎潤一郎のイラスト入り『気まぐれ古書店紀行』(工作社)

帰りは、竹ノ塚で下車して「ブ」に寄る。時々古書会館で姿を見かける嵐山光三郎の『文士温泉放蕩録・ざぶん』(講談社文庫)、堀淳一『北海道・地図を紀行する<道東・道北編>』(北海道新聞社)、『別冊太陽・長谷川一夫をめぐる女優たち』(平凡社)、『毎日ムック・黒澤明の世界』(毎日新聞社)を均一で入手。
10時近く家に帰ると、たくさんの通信物。「故郷逍遥」8,9を掲載した『釧路新聞』、岩切信一郎氏から『一寸』第25号、ベルリンからフリッツ・ルンプへ送った木下杢太郎の『和泉屋染物店記念館』にサインがあるコピー、木下杢太郎記念館から展示用の本が届いたという礼状などがあり、明日ゆっくり見るつもり。
第2回「不忍ブックストリート一箱古本市」にエントリーしていたが、夜遅く、店主の1人に決定した様子。1ヶ月かけて準備の予定。いろいろ忙しくなりそう!