原田康子『望郷』の映画化が計画されていた

ここ数日、花粉症にやられて、くしゃみは出るし、鼻の調子が悪く、ちょっとつらい。
仕事が終って、「フリッツ・ルンプ物語」の校正をする。あとは、ベルリンから来る木下杢太郎がルンプに送ったサイン入りの『和泉屋染物店』のデーターを貼り付けるのみ。
そのあと、昨日図書館から借りた水谷憲司『映画監督五所平之助』を斜め読み。はじめて知ったことがある。五所平之助が、原田康子の『望郷』』(昭39.文芸春秋社)、 の映画化を準備していたことだ。これは途中で頓挫したという。こんなことがあったと始めて知る。

 水谷憲司『映画監督新五所平之助』(永田書房、1977年)