瀬戸武彦『青島(チンタオ)から来た兵士たち』

高知大学の瀬戸武彦先生より、近著『青島(チンタオ)から来た兵士たち』(同学社)が送られてくる。
と書きかけたら、まだ9時というのに、急に睡魔が襲ってくる。横になったら寝てしまい、朝早く起きて続きを書いている。
『青島(チンタオ)から来た兵士たち』は、大正初期に第一次世界大戦で日本の捕虜になったドイツ人がもたらした、さまざまな文化を紹介したもの。もちろんそこには、フリッツ・ルンプも記されている。今度、松平健の主演で上映される「バトルの楽園」は捕虜収容所のひとつで、ベートーヴェン「第九」が日本で始めて演奏された「坂東俘虜収容所」の物語。もちろんこの本に紹介されている。参考文献として、『北方人』第6号に書いた「フリッツ・ルンプー日本美術文化研究家・波乱の生涯」が紹介されており、ぜひ、手にとって読んで欲しい。

 『青島(チンタオ)から来た兵士たち』(同学社)