今東光の本物のサインか

今日の埼玉は、11日ぶりに青空が顔を出す。気温も高い。いよいよ梅雨明けか(テレビでは8月1日が梅雨明け予定という)。
暑さがぶり返すなか、仕事で隣町へいく。3時過ぎ解放されて「ブックマーケット」に寄る。今東光『おゝ反逆の青春』(平河出版)を見つけて買う。実は、かなり前に神田で手に入れ読んでいた(川端康成との出会いのころ、モグリ学生として東大に出入りしていたことがおもしろかったが、もう処分してしまった)。なぜ入手したか!今東光の大きな筆書きのサインがあったからである。字を眺めていると、よくテレビで見ていた生前の姿を彷彿させる。間違いなく本物のサインと思うが確証はない。

  
今東光『おゝ反逆の青春』(昭和50年、平河出版)

家に帰ったら、娘が隣の人から私の書庫にしている部屋の窓に蝙蝠(こうもり)がいると言われたいう。のぞいて見ると障子とガラス窓の間に蝙蝠がぶら下がっている。いつ入り込んだのか、出られなくなっているのだ。気持ちが悪いが、明日も昼、妻に見せてから退治しようと、そのままにしておく。人に見せてから、追い出そうとするへんな趣味だ。
『北方人』の編集も進まず、次の新聞コラムに何を書くか決まらず、すこし焦り気味…