『日本古書通信』10月号を読む

日本古書通信』10月号を読む。まずは松本八郎さんの「書籍のたたずまい」(10)、モリス、エリック・ギルが出てくる。早く続きを読みたいが、あと2回で終るのが残念。弦屋光渓氏の「中澤弘光ブックデザイン展によせて」に伊上凡骨が出てくる。彼は中澤の絵をたくさん版画にしているからだ。この展覧会に行きたいが行けない。そして中尾勉さんが富士正晴詩画集のことを書いている。座談会「古書店に望みたいこと感謝していること」は匿名座談会だが、読んでいてひとりはM氏と解かる。嶋岡先生の一文、先日参土会で直接話を聞いた青木正美氏の「古本屋の船旅世界一周」の連載がはじまり、やはり先日直接聞いた樽見博さんの「傷みの分かる古本屋」の一文も。おまけに『北方人』第9号の紹介も。これほど読み応えのある『古書通信』は初めて!
通さんからの『全作家』63号、高橋誠一郎氏の評論もあり、読み応えのありそうな雑誌。これはあとからゆっくり読む予定。