古本三昧

仕事も一段落、追われる原稿もなく久々に古本三昧。まず、昨日の原宿「ブ」では故郷本として伊藤桂一『月明かりの摩周湖』(実業之日本社)、由井一二『風呂敷画商一代記』(美術年鑑社)。『月明かりの摩周湖』は、初めて読む。良く知る実在の人たちがモデルとなって登場している。『風呂敷画商一代記』は、北海道釧路への行商で出合った人に生き方を学んだという。他に『豊田三郎小説選集』。豊田は埼玉草加の生まれで、春日部中学(現春日部高校)に学んだ、いますんでいる地に深いゆかりのある人物。前から欲しかったもの。同窓会の帰りに途中下車して、草加新田の「ブ」へ。中公文庫の三田村鳶魚の『鳶魚江戸文庫』があり7冊買う。何冊か持っているが、これを機会に全36巻を集めようと思う。生きている間に揃うか見もの?
今日も春日部「ブ」に出かける。『大阪人』の特集「掘り出し大阪本」がある。「サンパン」同人の小野高裕氏が「プラトン社、そのモダニズムとタニマチ精神」を書いている。なぜか春日部に『大阪人』があったのが驚き。
本当にこの2日間、良い本に出合った。読むものがたまっているが、なぜか幸せ気分!