新書2冊、と『奇書!奇書!奇書の達人』

この一週間、仕事帰りに時々遠回りしてしばらく行ってなかった「ブ」に寄る。大塚の「ブ」で3月に出た岡崎武志『読書の腕前』、本屋で入手しようと思っていたが、意外なかたちで手に入れてしまった(先日の一箱古本市で1冊買ってくれた岡崎氏、新刊書店で買わずに申し訳ない)。電車の中でアッというまに読み終える。岡崎氏の少年時代からの読書遍歴を知る。その翌日新宿靖国通りにある「ブ」で、『「あまカラ」抄3』(冨山房百科文庫)。谷内六郎長新太名取洋之助など興味深々の人たちが「食」について書いている。戦前、戦中の話が多いが、こんな本が出ていたとは知らなかった。電車の中で読み続け、3日かけて昨夜読了。このシリーズの1,2も読みたくなってしまった。

木曜日、乗換駅の先にある北綾瀬の「ブ」に初めていく。不思議な雑誌『museo②特集奇書!奇書!奇書の達人』(2000年11月、勉誠出版)を見つける。故保昌正夫先生、志村有弘先生が書いている。両先生、それぞれ別な場所で面識があったが、この雑誌の編となっている「歴史と文学の会」で一緒だったのか不思議な気持ちになる。ここにも興味深々の人たちが登場、手放したくない蔵書に!

歩き回ったが、満足な一週間であった。