「一箱古本市」2日目は客で!

2日午後、2日目の「一箱古本市」は客で行く。西日暮里から歩き「花歩」「コシズカハム」「古書ほうろう」の順に見る。どこも箱に人が群がっている。午後のせいか、やはり箱のなかがスカスカになっているところが多い。初日は他の箱を見ることができなかったので、じっくり見て回る。全国各地で「一箱古本市」を開催して上京している人たちの箱、また個性の発揮している箱が多い。途中、噂のオリジナルの箱を発見。上の箱をはずして中の構造などを説明してくれる。輸送も出来るスグレもの、本当に関心してしまう。

途中で昼食、そのあと今日のもう一つの目的の、ある谷中の寺を探す。言問通りにある「本光寺を見つける。ここは、昭和8年2月1日午後2時、木版彫刻師伊上凡骨の告別式が行われたところ。与謝野寛・晶子夫妻、石井柏亭吉川英治など多くの文壇、画壇の人たちが凡骨を偲んで集まった寺。この寺は、なぜか不思議な寺らしくない雰囲気で、写真を撮る気にもならず、門柱の表札だけ撮る。そんなに大きくないが、100基あまりの墓地がある。もしかして伊上家の墓があるかと思い、一つずつ見て回ったが残念ながらなかった。

そのあと、再び「一箱古本市」を回り、全部の個所を踏破、再び「古書ほうろう」に戻って、スタンプラリーのカードを差し出したら、もうプレゼントはなくなったという。それだけ好評だったということで喜ばしい。途中気になる本がたくさんあったが、あまり増やしたくなかったので、買ったのは2冊のみ。

6時から開催される、「八天将」の打ち上げに参加。100人を超える人が集まる。初めのころの打ち上げにはこんなに人が集まることはなかったが、回を重ねることに大きくなってくる。これも、実行委員の熱意の賜物だろう。多くの店主、スタッフの皆さんからから、「古本屋ツアー・イン・ジャパン」賞を祝福され、卒業・引退をしてもらったら困るといわれる。うれしい限り。もう少しがんばってみようという気になってきた。皆さんありがとうございます。