最近読んだ本

今年になって、プリンターの調子が悪く、1週間ほど前に完全に印刷されなくなった。純正のインクを使わなくなったからか。新しいインクを買って試したが、やっぱりダメ!結局、分解して中をクリーニングして再び試す。なんとか使えるようになった。『北方人』の編集が遅れているが、こんな原因もあった。早速印刷して、校正紙をひとつ送る。
最近読んだ本は、映画化もされ、話題の佐藤泰志海炭市叙景』。再読だが、川本三郎の解説が読みたくて。同じ北海道の出身、『北方文芸』に載っていた初期の作品、単行本、そして追悼特集の同人誌も持っていたが、すべて処分してしまった。他の作品の文庫本も出るという。彼の復活が嬉しい。川本三郎は、この作品を「故郷回帰」という。たしかにそれを感じることができる。

海炭市叙景 (小学館文庫)

海炭市叙景 (小学館文庫)

もう1冊は、おなじ川本三郎鈴木邦男の『本と映画と「70年」を語ろう』。先日、川本の『マイ・パック・ページ』(これも映画化された)を読んで、えらい懐古の念がでてきたので読んだが、またまた、70年代のあの激しい時代をいろいろ思い出す。
本と映画と「70年」を語ろう (朝日新書 110)

本と映画と「70年」を語ろう (朝日新書 110)