小谷野敦氏より『久米正雄伝ー微苦笑の人』拝受

小谷野敦氏が『久米正雄伝ー微苦笑の人』を贈ってくださった。昨日到着、感謝。早速、お礼の手紙をしたためる。かなりのページ数で分厚い著書に驚く。早速、「あとがき」から読む。確かに私の名前が中戸川吉二の研究者として載ってる。それよりも、黒岩比佐子さんの『「食道楽」の人 村井弦斎』(岩波書店)が、有益な伝記の仕事として触れられているのがうれしい。なにせ、健在だったとき二人で小谷野敦氏のうわさをしたことがあるのだから。
半分くらい読み終わった。生前の中戸川は久米と親しかったが、かなり出てくる。P225には、中戸川、久米、田中純直木三十五らが写っている写真も。『里見トン伝』でも重要な人物として中戸川が出てきたが、この著書のなかでも重要な位置を占めている。ぜひこの本も読んでいたいただきたい。中戸川という作家が、どのような人物であったかを知ることができるからー