ようやく帰ってきました!!

北海道釧路で、刊行予定の本の打ち合わせと、講演2つ、数回の新聞社の取材をこなし、札幌、小樽と駆け足で周り、8日に無事帰ってきた。1週間の涼しい北海道の気候になれてしまったのか、こちらの猛暑に体がついていかない(旅のつかれか、それとも歳か!)。]
釧路で出る本は『「挽歌」物語ー作家原田康子とその時代』。釧路新書で、発行は原田康子さんの三周忌にあわせて10月20日、1500部発行の予定。本文に写真や、プロローグ、あとがき、そして年譜を書き加える仕事が残っているが、なかなか進まない。最終校正は8月1日の予定だが、原稿は今週中に完成させなければ!
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=8808
帰り、札幌に出て2泊。友人の車で「石狩市厚田資料館」へ行く。出来たばかりの資料館。厚田は4人の著名人を生んでいるがその一人が子母沢寛。もう一人の著名人戸田城聖が東京で出版社を経営していた時代に、同郷の子母沢寛の著書をかなり出している。それらの本が展示されており、圧巻であった。そして伊上凡骨木版の晩年の傑作のひとつといわれる『幕末巷談』(昭和5年、塩川書房)も展示されていた。『木版彫刻師 伊上凡骨』のP159に書いたが、装丁画は河野通勢で、私はまだみたこともない本であった(本にはパラがかぶせてあったが、なければもっときれいに見えるはずだ。函もあれば最高であったが!)。

そのあと、小樽の市立小樽文学館に行く。館のKさんに会う約束をしていたが、予定の日も過ぎ、連絡もせず突然訪ねたので不在、申し訳なかった。館長に挨拶をして、展示中の早川三代治の書簡など興味深く拝見する。
北海道に行っている最中「みちくさ市」の募集があったが、今回は出店せず、7月23日には客で皆さんに会いに行く予定。