記事「『挽歌』の街を巡る」

釧路の知人が、昨年12月26日の北海道新聞の夕刊を送ってくれた。そこには、カラー写真をたくさん使った1ページの「ぐるっと遊び旅」という企画があり、「『挽歌』の街を巡る」が載っている。もちろん原田康子の「挽歌」の小説、映画の街を歩こうというもの。拙書、「『挽歌』物語ー作家原田康子その時代」の最後に挟み込んだ「挽歌マップ」も記事になっている。最後に、この新書を片手に「挽歌」が生まれた時代に思いをはせながら、釧路の街をゆっくりと歩いてみてはいかがだろう、とある。これを見て、本を入手して「遊び旅」をしてくれた人がいたのだろうか。きっとたくさんの人がいたと思いたい。
また、この新聞に同じ「北海文学」の同人であった桜木紫乃さんの寄稿文「朗読会に参加して」(市立釧路図書館で11月6日開催)が載っている。彼女の『ラブレス』が直木賞候補になっていることを今日知った。もし受賞されたら、再び故郷「釧路」が注目されるかも知れない。ほとんどの作品の舞台は、この地であるからだ。吉報を待っている。「『挽歌』物語ー作家原田康子その時代」のグラビア写真に、「北海文学」の同人として、原田康子さんらと一緒に彼女が写っています(実は私も写ってます)。