2021-01-01から1年間の記事一覧

小松伸六ノート   ちょっと寄り道④

小松伸六が使ったペンネーム「小森六郎」「小森美千代」のこと 小松伸六が『赤門文学』『北国文化』でペンネーム内海伸平を数多く使っていたこは、文学事典等で知られるところである。そこには、小森六郎の名でいくつかの作品を書いているが、その内容からも…

小松伸六ノート⑦ 大佛次郎と小松伸六

大佛次郎と小松伸六 大佛次郎(おさらぎ・じろう 1897~1973)は、『鞍馬天狗』シリーズなど大衆文学、歴史小説、現代小説、ノンフィクション、童話などまでを幅広く手がけた作家で、昭和39年には文化勲章を受けている。小松伸六が大佛の小説とで出合った中…

小松伸六ノート⑥  原田康子と小松伸六

小松伸六ノート 原田康子と小松伸六 昭和60年10月、『北海道文学大事典』(北海道新聞社)が刊行され、小松伸六の項に「文芸評論家として新人発掘の炯眼には定評があり、原田康子の「挽歌」にいち早く注目し」(神谷忠孝)とある。また平成元年10月に『昭和…

富士霊園文学碑公苑に小松伸六の名が刻まれている

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。 昨年11月に再開したブログも、色々と多忙で更新できませんでした。その一番大きな仕事が、『生誕130年記念誌 三上於菟吉再発見』(三上於菟吉顕彰会・編)の編纂、2月4日発行に向けて、…