『「花・ベルツ」への旅』を読む

朝、仕事前にミュンヘンに在住する作家シュミット村木真寿美さんにメールを送る。
夕方、仕事が終って村木さんの著書『「花・ベルツ」への旅』(講談社)の続きを読みはじめる。フリッツ・ルンプが日本に滞在していたとき、お雇い外国人の医師エルヴィン・ベルツと同時期にいた医師ユリウス・カルル・スクリバの家に泊まっていた事がある。そのときスクリバはすでに亡くなっていたが息子エミール・スクリバと深い関係があった。そのお嬢さんであったエミー・岩立・スクリバさんのことが出てくる。幼いときにルンプと出会ったエミリーさんとは連絡つかずにいたが、いずれ「フリッツ・ルンプ物語」に書こうと思っていた。
『「花・ベルツ」への旅』を読んでいたら、ミュンヘンの村木真寿美さんからメール入る。エミー・岩立・スクリバさんがお元気でおられると聞き安心する。いま、北海道のオホーツクに流氷を見に行っているとのこと。村木さん、来日した折、木下杢太郎記念館に寄りたいともいう。たくさんのドイツ関係の本に出会っていたが、『「花・ベルツ」への旅』を見ていなかったことは、うかつだった。