小さな湖、「春採湖」のことを書く

朝、新聞コラムを書く。今回は何にするか大いに悩んでいた。夜中に起きて、徳富蘇峰『烟霞勝遊記』、林芙美子『心境と風格』、武田泰淳森と湖のまつり』などを、本棚をゴソゴソ探して揃えていた。これらの作品には、釧路郊外にある小さな湖、「春採湖」(はるとりこ)が描かれているからだった。今回はこの湖を中心に書く。
そういえば、先日入手した『武田泰淳エッセンス』に、ちょっと北海道のことが出ていた。阿寒からタクシーを走らせて飛行機に乗ろうとするが、ローカルな飛行場で運転手も地元のひともよく解からず、なんとかたどり着いたら、飛行機は都合できてなかったという昔話。なかなかおもしろかった。
昨日は、『サンパン』のための「フリッツ・ルンプ物語」(5)を書いていた。締め切りを10日まで待ってもらっているが、ほぼ完成。数日かかけて推敲する予定。あと『北海文学』の原稿を書かなければならない。
「秋も一箱古本市」のマニュアルが届く。いよいよ準備に取り掛かる。これから持っていく本の値付もしなければならない。楽しみながらやっていくつもり。