黒川創『きれいな風貌ー西村伊作伝』を読む

黒川創『きれいな風貌ー西村伊作伝』(新潮社)を読んでいる。伊上凡骨が本文に1回、年譜に2回出てくる。本文と年譜の最初は、私の『木版彫刻師伊上凡骨』の年譜にも出てくる大正9年8月、そして年譜に大正10年11月19日「与謝野寛・晶子、高村光太郎・智恵子、植田安也子、伊上凡骨、長女アヤらと房州へ旅行」とあるが、拙書では西村伊作らの名前を省略して載せた。
新しい発見は、P140にある小林園子・千賀子・章子共著『星の子ども』(大正11年、天佑社)のこと(「伊上凡骨版画一覧」に収録してある)。表紙画を書いたのは章子で、凡骨が彫っているが、西村伊作が装丁をしたとは知らなかった。

きれいな風貌―西村伊作伝

きれいな風貌―西村伊作伝

7月2日(土)、釧路短期大学の「道東文化塾」で「『挽歌』物語―作家原田康子とその時代」と題して話をすることが正式に決まった。6月30日の釧路までの切符のとった。帰りは、久しぶりに札幌に出て帰る予定。
http://www.midorigaoka.ac.jp/kushirojc/whatnow/shyosai/20110506/20110506-1.html
釧路にこんなものが出来たらしい。たしかに『挽歌』散歩マップが欲しい。
http://d.hatena.ne.jp/yasumizaka/20110513/p1