、『CABIN』第8号を読む

仕事のあと、なんとか新聞連載のコラムを1つ完成させて送る。ただ、すぐに次のものを送らなければならない。ちょっと焦り気味。
大阪の中尾務氏から、『CABIN』第8号が届く。「小特集・富士正晴3」がある。先週金曜日の古書会館で、富士正晴が関係していた雑誌『VIKING』を初めて見たばかりだった。この作家の奥も深い。松本八郎氏の「本の処分、みたび。」は、お会いするたびに聞かされていたが、その詳細な話。色々と身に包まされる。本棚の収納には、自分も悩まされている。参考になること多し。ほかに、「司馬遼太郎の出発ー新世界新聞社の発行物はあった」などたくさんの興味深い論考がある。あとでゆっくり読もうと思う。

、 『CABIN』第8号

今日の朝刊に、文芸評論家の小松伸六氏の訃報が載っていた。故郷の北海道釧路の出身。母校の釧路湖陵高校にたくさんの叢書(雑誌主体)の寄贈が続いて、毛綱毅曠が建てた同窓会館にあったはず。いま、その蔵書はどうしたのだろう。享年91。ご冥福をお祈りします。