吉報!

今日から10月、今年もあと3ヶ月。アッというまに残り少なくなった。
昼頃、ふらっと「ブ」へ行く。石井恭二編『武田泰淳エッセンス』(河出書房新社)を見つけて買う。気になる『森と湖のまつり』や『ひかりごけ』のことが出てくるのだろうか?他に中野好夫『悪人礼賛』(ちくま文庫)など。

夕方、北海道立文学館のKさんから電話。来春の企画展「里見トンと中戸川吉二」の準備も進行中とのこと。鎌倉の里見家(山内家)と連絡がつき、20日頃こちらにこられて、わたしの手持ちの資料をふくめて打ち合わせするという。中戸川家とはなかなか連絡が取れないとのことで、半分あきらめておられた。
ところが夜遅く、「中戸川家と連絡がついた」とメールが入る。残されている著名作家からの中戸川吉二宛ての書簡、写真などを拝見することが可能になったという。かなり前だが、わたしも2度ほど中戸川家を訪ねて拝見している。まさに吉報というほかない。これで、企画展「里見トンと中戸川吉二」も充実したものになる。うれしいかぎりである。