「参土会」の終焉

今日は日曜日。午前中で仕事を切り上げて、東京新宿で開催される第81回参土会へ。少し遅れて到着したら、山下武先生から2ヶ月に1回の会を今回でやめると告げられる。前回の参加者10人(わたしは法事で出席できなかった)、今回は8人。会場費も出ないという。数年前の、あの熱気はどこへ行ったのだろう。第一の理由は、参加者の高齢化、そのほかにもいろいろあろう。これからは、年2回ほど、山下先生を囲んでやりたいという話になる。10年以上も続いた会であったが、2月のわたしの話も流れる。無念!
10年以上続いた今日の最後の話は、大久保久雄氏の「布川角左衛門日記」の話。岩波書店にいた人で、国立国会図書館に25000冊を寄贈、「布川文庫」として所蔵されている人物。日記の現物を拝見しながら話を聞く。あと佐藤太平氏の「支那から見た反日文献支」、昭和10年代の現物の本を見る。鈴木冬民の翻訳本もあって興味しんしんだった。
帰ったら、参土会の参加者で「北方人」に寄稿してくれている通氏から電話。やはり今日は出席できなかったとのこと、山下先生とこれからのことを電話で話したという。