作家志図川倫とは?

今日は北風が強く、寒い一日であった。本職の仕事が多忙で、なかなかブログを書くことができなかった。一週間のご無沙汰である。
この2日間、やり残していたことをこなす。編者の志村有弘先生から手紙もいただき「司馬遼太郎事典」「藤沢周平事典」の項目を書くための準備。4月上旬締め切り。
「北方人」の自分の原稿と、最終編集の追い込み。発行は少し遅れるかも知れないが、中戸川吉二展の開催に合わせて出したい。久しぶりに近所の「ブ」へ。「東京人」のバックナンバーがたくさん出ていたので4冊ばかり買う。
今週は、中戸川吉二展の図録の校正、新聞コラムを平日に何とかこなした。新聞コラムは、作家志図川倫のこと。実は東京在住の恩師から、釧路出身の神奈川県立金沢文庫の前文庫長高橋秀栄氏からこの作家について聞かれたが何か知らないかとの連絡を受けたからだ。『北海道文学全集』第18巻に、昭和37年に第4回「サンデー毎日」小説賞を受賞した志図川倫の「流氷の祖国」(昭和47年)が収録されている。北の海を舞台にした二代にわたるラッコ密猟者たちの物語。そこに、大正4年釧路市に生まれ本名渡辺捷夫と記され、昭和31年川崎市に転じペンネーム志図川倫で作品を発表したとあった。その渡辺捷夫について書く。志図川倫については、不明なことがたくさんある。健在ならば85歳、どなたか知っているだろうか。
通勤の電車の中で本を読みたいが、まだその余裕がない。校正やコラムに関したことをやっている。落ち着くまであと少し。頑張りたい。
山形の杉沼氏から『ビブリア』48号が届く。感謝!