疲れた週末

土曜、日曜とも仕事。今日はようやく休みが取れた。
先週の電車携帯本として、北山幸太郎氏の近著『ロバ仙人1』を読む。高校の教師が一年間生徒に配った、たくさんの本の読後感を「ロバ仙人」通信をまとめたもの。冒頭から『鷗外・茂吉・杢太郎』(NHK人間大学テキスト)が出てくる。木下杢太郎の資料といえ読んでいた。他にもいくつか出会っているが、未見のものが多く、いくつか読みたい本もある。不思議な読書案内といったところかー
昨日は、仕事の疲れもあったが、帰りに途中下車して梅島の「ブ」に寄る。若桑みどり『都市のイコノロジー』(1990年、青土社)を入手。若桑みどり氏は今月の3日に亡くなったのを新聞で見ていた。何冊か読んでいたがこの本と出会うのは初めて。電車の中で少し読んだが、『ユリイカ』に連載したものが自伝的なもので、芸術論と違っておもしろかった。
今日は、今週の土曜日に開催される「秋も一箱古本市」の準備をする。単行本、雑誌、文庫本など130冊あまり。前回は100冊近く売れたが、今回はどうだろう。相変わらず200、300円中心として安く値付けをしたが、1000円以上は1冊のみ、そして今回の目玉は(娘の反対を押して出品する)洋書のしかけ絵本。これを見て、制作者がわかる人は、この道の通である。まずは「秋も一箱古本市」で現物をご覧あれ!