『没後200年 若冲』の図録に出会う

黒岩比佐子さんの『食育のススメ』読了。村井弦斉『食道楽』の世界を初めて知る。岩波文庫で出た『食道楽』を読んでみたい。フライの衣に味付けするところなんぞ、食欲をそそられてしまった。牛の脳みそなんぞの料理法を読んで、日本橋の有名なある店で食べたことを思い出してしまった。あの感触は忘れられない。妻にも、この本を読めと渡したが、はたして料理がうまくなるかは心もとない(著者からブログにコメントが入って恐縮してしまう。ありがとうございます)。神奈川近代文学館では、1月19日(土)から3月2日(日)まで、収蔵コレクション展「『食道楽』の人 村井弦斎展」開催中、何とか行ってみたい。http://www.kanabun.or.jp/index.html これから『編集者国木田独歩の時代』の後を読むつもり。
さて、今週も仕事帰りに「ブ」めぐり。水曜日の事、ある「ブ」の棚で長い間入手したかった分厚い本が目に飛び込んでくる。2000年、京都国立博物館で開催された『没後200年 若冲』の図録。当時、伊藤若冲がかなり話題になり、新聞、雑誌などのに取り上げられたが、当然京都にもいけなかった。図録は品切れで、もう簡単に出会うことはないだろうと思っていた。手にとってから興奮さめやらず(今も)、毎日ながめている。こんな「ブ」での出合いは、もう当分ないだろう。下の画像は、図録の改訂版。

伊藤若冲大全

伊藤若冲大全