栃木へ

連休の最後、曇り空のなか車で妻の実家の栃木へ行く。震災後初めてだが、無人の家の状態を知りたかったので。家の中は、小さな物が少し落ちていただけで、問題はなかった。雑草が生い茂る庭を掃除して、墓参り、街は観光客も戻り、川にはたくさんのこいのぼりが空を泳いでいた。

全ての用事をすまして、近くにある「ブ」へ。思わぬものを見つける。釧路叢書の『根釧開拓と移住研究』。この本には、作家早川三代治の「土と人」シリーズについて、かなりのページを割いている文学研究書でもある。なぜ栃木の「ブ」にこんなモノが売られているのか不思議であった。

偶然だが、この秋出版を予定している『「挽歌」物語ー作家原田康子とその時代』は、釧路叢書の1冊として出る予定なのだ。また昨日、釧路のS氏から手紙があり地元で開催されている「道東文化塾」という講座で『「挽歌」物語』の出版について話してくれないかとの要請があった。いま、7月2日の講座での話を予定に組んでいる。これから、少し忙しくなりそう。