2日目の「一箱古本市」は客で

谷中の「一箱古本市」、今日はお客で出かける。朝は曇り空、夕方には雨の予報なので、「不忍ブックストリート」MAPに歩くルートに印を付け、早めに出発し10時過ぎJR西日暮里に到着。
まず「貸はらっぱ音知」へ、ある箱に(コウマリ堂さんか)に魅力的な本が並んでいる。洲之内徹田中小実昌の本がいっぱいある。洲之内の持っていない本3冊買う。次は「古書信天翁」へ、30日に来てくれてブログにいろいろ書いてくれた「つん堂」さんの箱に、出たばかりの青木正美『ある「詩人古本屋」伝』を発見、即購入。夕焼けだんだんを下り「コジツカハム」へ、何もなし。次に「古書ほうろう」へ、欲しいものはなかったが、うわさの「ヒトハコ時報」(通算5号)をいただく。読みながら「旧安田楠雄邸」へ。岡崎さんに、30日KYOさんが来ていたこと伝え、我が著書を渡す。図録など出していたところで『国華索引』(昭和31年刊)を買う。伊上凡骨からみの資料として。次に「千駄木の郷」へ。「モンガ堂」で中公文庫の島尾敏雄『日の移ろい』を発見。実は続編を持っていて長い間探していたもの。これで正続そろう。もうひとつ、店主のすすめで木村徳三『文芸編集者その蛩音』(TBSブリタニカ、1982年)をめくったところ、戦後鎌倉からでた『人間』の編集者であったことを知る。これも購入。あと、「往来堂書店」「ギャラリーKINGYO」をまわるが、久しぶりに会う店主と短い会話を交し、再び「貸はらっぱ音知」へ。途中で、ナンダロウ氏にあったら渡そうとと思っていた物があったが、なかなかかなわず、そこで手紙を書き「古書信天翁」に渡してもらおうと歩き始めたら、偶然自転車に乗ったナンダロウ氏が向かってくる。これ幸いと渡し、JR西日暮里に向かう。30日は、どこの箱も見ることができなかったのでたくさん買ってしまった。帰りの電車に乗っていると小雨が降ってきたが、みながんばって店をやっているだろうと想像していた。