拝受多謝

今朝のあさイチ、「みちくさ市」を見ていたが、数分出てきただけだった。古本をバックに武藤良子女史がちらっと出たが、次回の開催を案内していたので、始って以来の最高の人出になるか!!

ここ数週間、色々な冊子をいただいた。拝受多謝!!
矢部登『田端抄』其漆/私家版
矢部氏が生まれた街田端を、かつてこの街に住んだ文人たちに想いをはせながら歩く『田端抄』も7冊目、今回は「花家と高村光太郎」の項に興味が行く。でもこの『田端抄』、今回で筆を置くという。残念だが、また新たな彷徨が始まるだろう。

亀井秀雄『小樽「はじめて」の文学史ー明治・大正篇』/市立小樽文学館・小樽文学舎
あるブログで、この本の刊行を知り問い合わせたところ、館にいるKさんが贈ってくださった。たしかにいままで「小樽文学史」が書かれたことはなかったが、今まで出た地方の文学史とは視点が違い、斬新で深い興味をそそられる。例えば「読書環境」として当時の新聞縦覧所、貸本屋、古本屋、図書館などを文学者の回想と絡めて書いているが、このような文学史は見たこともない。私の「釧路湿原文学史」も視点を変えなければならないと考えている。

杉沼永一編『菊池華秋・花仙夫妻の絵、菊地友一の屏風画』/山形ビブリアの会
山形生まれの日本画家菊池華秋(1888〜1967)のことは、多くは知らなかった。川合玉堂の弟子にして、目黒雅叙園に「華秋の間」があり、名物になっているという。菊池華秋は谷中に自宅があったという。時々訪ねる谷中にこのような画家が住んでいたとは知らなかった。