『歌人・齋藤茂吉とその周辺』、『一寸』第64号

杉沼永一編著『歌人・齋藤茂吉とその周辺』(山形ビブリアの会)をいただいた。主に山形と齋藤茂吉の関係に触れた論考をまとめたもの。すばらしいのは、編著が入手した茂吉の書簡、草稿などが数多くカラーで載っていること。以前にも触れたが、新しい『齋藤茂吉全集』が編まれたときには貴重なものになるはずである。

I氏より、『一寸』第64号もいただいた。今回は92ページという厚さになり、ますます充実。青木茂氏の「新・旧刊案内」が64回目を迎えているが、相変わらず読み応えのある小文。いまや、日本の美術評論誌としての一翼を担っている。