『東山魁夷展ーひとすじの道』に、ルンプが!

昨日の疲れが取れない、だるい体の一日を過す。歳で、すっかり体力が落ちたのかな?
さて、昨日の夜、北千住「ブ」で入手した本の話。
横尾忠則『ARTのパワースポット』(筑摩書房)、息子が読みたいという知の再発見シリーズ双書『イエズス会』(創元社)、文庫でいずみたく『体験的音楽論』(大月書店)を均一で、作曲家いずみたくが、あの大月書店から本を出していたことに、まず驚き。そして図録『東山魁夷展ーひとすじの道』(2004年)を300円で入手。
このカタログは、没後はじめての展覧会のもの。帰りの電車で見ると、横浜美術館の中村尚明氏が「東山魁夷とベルリンにおける美術史研究」という論考を載せている。なんとそこに、ベルリンで東山魁夷と深く関係した人物としてフリッツ・ルンプが出てくる。それも、ルンプの自宅に行ったことも記されている。ベルリンでのルンプ生誕100年展の図録を分析した(ルンプの切り絵も載っている)、かなり長いもので、実に多くのことを知る。東山魁夷とルンプを結びつけた、日本ではじめての論考であろう。「フリッツ・ルンプ物語」の貴重な資料となる。

明日から4月、息子は社会人の第一歩!私も頑張らなければ!