この2日間、パソコンが不調でまいってしまう。昨日は一日悪戦苦闘。原因は大量の画像とデータが多いためメモリーオーバーと解かる。仕事でも使っているからたくさん貯まってしまったのだ。今日ＣＤロムを買い、写真、原稿などを写して、ようやく治る。パソコン音痴にはつらい。
朝、杢太郎記念館から、展示に提供した、フリッツ・ルンプの「写楽」と、明大の吉田正彦先生が記念館に贈られた、1939年のヒットラー政権下で開催された『日本古美術展覧会』の図録が届く。なかは全部ドイツ語だが、表紙は金色の形押しの日本語、なかに、ルンプの名が出てくるのだが、古いドイツ語でさっぱりわからない。
本が届いてすぐ、日本医科大学の安藤勉先生から、グラザーの本3冊、記念館から届いたと電話。これは、河内紀さんからいただき、記念館で展示、その後クルト・グラザー研究をされている安藤先生の手許に、と回りまわっている。ルンプのことで、いろいろご教示をいただく。
『日本古美術展覧会』（1939年）
本当に、この2日間、パソコン不調との戦いであったが、ＣＤロムを買いに行ったついでに「ブ」へ、森茉莉『贅沢貧乏』（講談社文芸文庫）など文庫3冊を均一で買い、少しは気が晴れる。それにしても、なにも出来なかった2日間であった。
