E,H,ノーマンの『忘れられた思想家』も

朝早く起き、新聞のコラムを書く。今回は北原白秋が作詞し山田耕作が作曲した校歌をもつ、母校の小学校が廃校になる話。山田耕作の『自伝・若き日の狂詩曲』(中公文庫)を読みながら書き上げる。年譜に、大正11年北原白秋と日本語による日本の歌を生み出そうと雑誌『詩と音楽』創刊とあり、2人の深い関係を知る。
夕方、ドイツの知人に長いメールを出す。メールと手紙をいただいていたが、なかなか出せなかったもの。その後、昨日手に入れた坪内祐三新書百冊』(新潮新書)を読み始める。百冊のうち9冊あるが、それを書架から出して目の前に並べてみる。みな背が焼けて真っ黒け。時代を感じる。プロローグから、E,H,ノーマンの『忘れられた思想家』(岩波新書)のことも出てくる。安藤昌益のことだが、これも持っている。今日の楽しい寝床本になりそうー