装丁が斬新な図録

昨日、釧路新聞からコラムの掲載紙2回分が届く。夕方、その新聞社の編集者から電話。今回書いたものに、『北海文学』主宰の鳥居省三先生の追悼文があるのだが、釧路在住の同人のNさんから、追悼文の切抜きが先生の遺影の前に置いてあったと、編集者に連絡がきたという。遠く離れているので行けなかったが、追悼文が自分の分身で、まるでその席にいるような感じを覚える。前日、久々の東京で夜が遅かったので、なぜか9時には寝てしまう。
今日の日曜日、昼間は息子が帰ってきてパソコンを独占、しょうがないので、近くの「ブ」へ行くが、『新書百冊』のなかの本、読みたい本は何もなし。川崎市岡本太郎美術館で開催されたという展覧会の図録『はがねの変相ー金沢健一の仕事』を1冊買う。これは装丁がおもしろく、仕事の参考になりそうなので入手。どのように斬新かといえば、5ミリぐらいの厚いボール紙に1cmほどの厚さの本が貼り付けてある。また3センチほどボール紙が左にはみ出ているのだが、そこに型押しの文字があるというもの。こんな装丁を見たのは初めてである。

 『はがねの変相ー金沢健一の仕事』

夜になって、北海道立文学館のための、中戸川吉二関係の資料リストを本格的に作り始める。数日はかかりそう。