故郷釧路第1日

北海道釧路に来ている。午後2時過ぎ飛行機で到着。東京より10度以下、すっかり秋の気配。
ブログを書けないと思ったら、泊めてもらった妹の家の部屋にパソコンがあって、自由に使ってよいという。というわけで、旅行中も続けることができた。
夜、食事の後、若いときによく行ったジャズ喫茶「ジス・イズ」へ行く。1年ぶりの故郷だが、かつての繁華街にあった大型デパートが閉店し、さびしい限り。昔からの知り合いのマスターと、昔話などいろいろ話す。9時前、コラム「故郷逍遥」を連載している新聞社へ。先に送っていた原稿の訂正があったからだ。編集局に行くと、皆テレビのプロ野球を見ている。ちょうど日本ハムソフトバンクの試合が9回に差し掛かっていた。日本ハムがサヨナラ勝ち!編集局があわただしく動き出す。新聞社は、大変だなーという感じ。
10時過ぎ、文化担当の記者と街に食事に出る。2人で飲んでいると、かつて、その新聞社の記者で「北海文学」の先輩でもあるO氏が偶然やってくる。同行の2人のひとにも驚く。初対面であったが、一人は妹の同級生という。もう一人は、私の新聞のコラムを読んで何度も手紙をくれたひとであった。O氏から10年近く前の私の中戸川吉二生誕百年の講演が、棒読みで面白くなかったと言われる。来てくれたことをすっかり忘れていた。こんな偶然があっていいのだろうか!狭い街とはいえ、とにかく不思議な日であった。深夜に帰宅、余韻は続いている。