海野弘『本を旅する』を見つける

遅く迎えた正月休みもあとわずか。晴天だが風の強い中、今日は少し遠出をして、久しぶりに近郊の新古書店めぐり。
半額で海野弘『本を旅する』(ポプラ社)を見つけて買う。「百冊の本の再訪」は、カラー写真が載っている。私が読んだ本もいくつかある。海野弘の処女出版は『アール・ヌーボーの世界』だが、出版は1968年、なぜかこの本を長い間持っていた(残念ながら処分してしまったが)。デザインを勉強していたころだが、無名の美術評論家と感じていた。そのあと、いろいろ読んだが巾の広いひとと感じていた。「遊歩者の読書術」がそれを物語っている。

海野弘 本を旅する

海野弘 本を旅する

そのほかに、種村季弘『薔薇十字の魔法』など、なかなかいい本にめぐり合う。岩波現代文庫の『明治大正文学史』の2巻があったが、持っているような気がして買わず。家に戻ったら手許にあったのは3巻であった。今度行ってもないだろう。まあ、大きな1巻本は持っているから、それでいいか。
正月休みは明日まで、まだやり残したことがたくさんあるが頑張ろう!