いろいろな本いただき、大感謝

この10日間ほど、いろいろな本をいただいた。まだ、お礼の手紙を出していないがここで紹介したい。
まず、九州産業大学の伊藤重行先生から、『ツルになった おばあちゃんーツルとトメさんが教えてくれたこと』(中西出版)。舞台は北海道鶴居村、伊藤先生が丹頂鶴に餌をあげている渡部トメさんにあって、その話を物語風に綴ったもの。和田正宏さんの写真も美しい。懐かしいふるさとを思い出させてくれる。

伊藤重行編『ツルになった おばあちゃんーツルとトメさんが教えてくれたこと』(中西出版、定価1000円)。

次に、『北方人』に作品を寄せてくれる通雅彦氏が送ってくれた、近作『夜の大都会は軟体動物である』(かりばね書房)。『朝日新聞』朝刊一面の下に、広告が出ていたもの。昭和43年ごろの「全共闘」時代を描いた作品。まだゆっくり読んでいないが、私の時代とも重なる。電話もいただいたが、かなりの反応があったという。ゆっくり読みたいと思う。次号『北方人』の原稿もいただいており、それも楽しみ。

通雅彦『夜の大都会は軟体動物である』(かりばね書房、定価1500円)。『

『サンパン』の集まりで時々お会いする、茅原健氏からは『工手学校ー旧幕臣たちの技術者教育』(中公新書ラクレ)。工学院大学の前身である工手学校のことを書いている。この本、通勤電車の中で読み終わった。多彩な人物登場に興味深々。なんと、中西悟堂も通ったらしい。そして北海道根室出身の寺島柾史も卒業生として紹介されている。この人物、少年時代、釧路にいた石川啄木の下宿を訪ねたと伝えられているが、啄木日記にはなく真実はわからない。著書もたくさんあるが、まだ出会ったことがない。

茅原健『工手学校ー旧幕臣たちの技術者教育』(中公新書ラクレ、定価880円)。

お礼の手紙は、明日にでも書く予定です。皆さんありがとうございました。